憧れのJazz Guitarist 岡安芳明さん

Jazzと聞いてイメージするものは人によって違うと思います。それは静かでお洒落なバーの片隅で演奏するピアノトリオであったり、ステージ上総勢30人近くで演奏するビックバンドであったり、あるいは、4、5人のホーンプレイヤーが激しいビ・バップを演奏する様子だったり。

岡安芳明さんは、私にとってのJazzそのものなんです。

最近、アルバムGENTLE MOODSをネットオークションで手に入れました。これで岡安さんの出されたアルバムすべて揃えることが出来ました。ここ数週間、会社の行き帰りは岡安ワールドにどっぷりです。

HOT HOUSE

一番よく聴いているアルバムです。私にとって岡安芳明さんの代名詞的アルバムです。岡安さんは世界一美しい音色を奏でるギタリストだと、このアルバムを聴く度に思います。

ギター/ベースのデュオが中心で、これは高田馬場にあるJazz Live Spot HOT HOUSEというお店でよく演奏される編成だそうで、録音もこのお店の雰囲気を意識した響きになっているとのことです。

「とのことです。」というのは、私自身一度もこのお店HOT HOUSEへ行ったことがありません。ずっと憧れているのですが、学生の頃はお金がなく、社会人になった今は時間が取れないというのが言い訳(?)です。

なぜ行けないのでしょう...。別に怖いイメージは無いのですが、自分にとってある種の勇気が足りないようです。 CDばかり聴いている私がイメージしている岡安さんのサウンドが実際にはぜんぜん違うのでは?お店には常連さんばかりで、その方たちはきっと親切に振舞ってくれるのだろうけど、逆に私の方が緊張してしまってせっかくの生演奏が上の空になってしまうのでは?など余計なことばかり考えてしまうのでしょうか。

GENTLE MOODS

岡安さんの演奏を耳にした最初のアルバムです。

大学へ入学してからジャズに対して強い憧れを持っていました。しかし、当時持っていた楽器はKillerだったり、弾くフレーズはハーモニックマイナースケールを行ったり来たりする早弾きフレーズ。そんなことから、周りからはロック大好き人間と見られていたようです。「先輩、ジャズギターのお勧めCDないっすか?」と尋ねても、自分のイメージと合うものはなかなか紹介してもらえませんでした。

そして、先輩の持っているCDの中から適当に選んで「これ、借りていいですか?」と借りた中のひとつがこの岡安さんのGENTLE MOODSです。衝撃を受けたというより、安堵感に満ち溢れたという感じです。「これこそ、俺が求めていたジャズだ」と思いました。

今は大好きな「WES MONTGOMERY/Incredible Jazz Guitar」も当時は理解できませんでした。ジャズに憧れてはいても何しろロック少年だったので。WES MONTGOMERYについては、当時無理して好きになろうとしていたようにさえ思います。もちろん今では大好きなギタリストですが。

ちなみに先輩に薦められ初めてジャズを聴こうと買ったアルバムはジャコ・パストリアス/ハイラム・ブロック/デニス・チェンバースのトリオでのライブアルバムでした。もちろん衝撃的な演奏ではありましたが、でも...、ちょっと違う...。

Written in 2005-05-01
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