鳥肌立ちっぱなし! - サラ・ブライトマンのDVD "Symphony: Live in Vienna" (2012-09-25)

AKANE LIV さんがインタビューの中で、歌でも魅せられるけど、ステージや衣装もシアター出身の人の世界観で綺麗。と、好きなアーティストはサラ・ブライトマンだと話している記事を読んでから、妙にそのサラ・ブライトマンという人が気になるようになりました。ベストアルバムは持っていたもののステージや衣装も観てみたいとこの DVD "シンフォニー~ライヴ・イン・ウィーン" を購入してみました。

シンフォニー~ライヴ・イン・ウィーン~ [DVD] / サラ・ブライトマン

素晴らしい映像作品です。心が浄化されるというのか、サラの神々しい声に自分も清められたような気さえします。

世界遺産でもあるウィーンのシュテファン大寺院で行ったコンサート。特典映像のインタビューから、元々はTV番組として撮影された映像のようです。観客は一応観客なんですが、むしろエキストラとしてリハーサルからそこに座らされていた様子 (笑)。

いずれにせよ、演出 の重要性というのでしょうか。歌の素晴らしさだけでなく、ゴシック様式の建造物が醸し出す独特の雰囲気、それを適宜に映すカメラカット、サラの身のこなし、すべてが良い意味で計算しつくされている、魅せられる映像作品です。

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生LIV! - AKANE LIV 出演 "CHESS in concert" 観劇 (2012-02-05)

[公演プログラムよりAKANE LIV さん紹介ページの写真]去る2012年1月28日、"CHESS in concert" 日本公演を観劇してきました。目的は LIV MOON のボーカリスト、AKANE LIV さんの生の声を聴くことです。昨年のライブ "LIV MOON Club Show 2011" も、ミュージカル "MITSUKO" も見逃してしまったため、やっと生LIV (?) に逢える!とその日が来るのをずっと心待ちにしていました。

会場の青山劇場に入ると、ロビーには "ファン一同" と書かれた AKANE LIV さん宛てのデカい花が置いてあり、え!何これ?おれ知らねぇよ! と、AKANE ファンを自負している自分にとってはばつが悪い思いでした。いったいみんなどうやってコンタクトを取り合って、花を贈ったのでしょうか。。

AKANE さんは、第二幕の途中から登場するアナトリーの妻スヴェトラーナ役でしたが、第一幕でもコーラスとして出演していて、他の出演者と同様ほとんど出ずっぱりの状態でした。"芸能人オーラ" という言葉がありますが、コーラスの中にいるAKANEさんはひときわ異彩を放った存在に見えました。写真や ライブ DVD を観て綺麗な人だなとは思っていましたが、今回の生 LIV 体験でもうゾッコンです。1階A列3番という前の方の席で観劇していたこともあって、こちらに顔が向けられただけで、あ!今おれと目が合ったかも!? などと一人ドキドキ勝手に喜んでました(笑)。

さて同公演についてですが、とても人間が歌うメロディとは思えない! という前評判通り、どのナンバーも歌い手にとっては難しいらしく、歌詞がよく聞き取れない所もいくつかありました。それでも安蘭けいさん、石井一孝さんの二人のくっきりしたよく通る声にただただ圧倒され、やっぱり名の通った舞台俳優なんだなぁ、と思い知らされました。ロンドン公演の DVD を観て予習していたのですが、Idina Menzel、Josh Grobanよりこの二人の方が断然かっこよかったです。ただ、ロンドン公演の DVD に対してずいぶんたくさんのナンバーが、というかシーンが、カットされていてちょっと寂しかったです。AKANE さんが唯一ソロで歌うと思っていた曲も別の輩に歌われちゃうし。。いや、、中川晃教君の One Night In Bangkok もかっこよかったです。

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舞台女優 濱田めぐみさん (2011-11-20)

舞台女優 濱田めぐみさんが劇団四季を退団したことを昨日知りました。
YouTubeの動画:"神が愛するヌビア :: アイーダ :: 劇団四季"へ
作品重視の劇団四季では 濱田さんが出演するかどうかは当日まで判らないものでした。しかし、"これからは濱田めぐみさんを観に行ける!" と嬉しくなり、勢い付いて1月公演の "ボニー & クライド"、3月公演の "ジキル & ハイド" の2作品のチケットを一気に取ってしまいました。ただ、もう濱田さんが演じるアイーダやエルファバが観れないと思うとちょっと寂しい気もします。

濱田さんのプロフィール紹介にはよく、抜群の歌唱力で..、などと書かれていますが、そんな軽々しい言葉でこの人を表現してはいけないことは、生のステージ、濱田さんがいる空間に居合わせた人皆が知っています。濱田さんが声を発した瞬間からもうこの人の虜になってしまう、声を発しただけで涙が出てきてしまうような感動を受ける、そんな圧倒的な存在感があるのです。

ただ四季以外の場で活躍することへの懸念もあります。全部ではないけどクオリティの低い公演が四季以外ではよく見受けられます。劇団四季出身の人気俳優でも、まるで自分が出れば客は喜ぶんだろと言わんばかりの緊張感の無さと観客もそれを許容しているような公演に腹立たしさを感じたことすらあります。そのときそのとき全力を出し切るようにしていると話していた濱田さんは是非そのポリシーを貫き通してほしいです。

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お気に入りCD (2011-09-24)

[最近買ったCDの写真]
写真の積み上げられているCDはここ1、2年に買ったものです。CDラックは3つもあるのですがそこはもういっぱいで、新しく買ったCDはこのようにオーディオラックの上に置くしかないのです。どれもこれもお気に入りなのですが、たまたまジャケット写真が映っている3枚についてだけ紹介します。

Some Lessons Learned / Kristin Chenoweth

ニューヨークでは「超」の付く有名人という Kristin Chenoweth の最新アルバム。自分が知る限り本人名義のCDとしてはこれが4枚目のはず。今回はカントリーミュージック集?なんでしょうか。スライドギターやアコースティック系の小編成バンドでの演奏が中心で、ストリングの入ったクラシック寄りの曲はなく、Kristin は終始ナチュラル・ヴォイスで歌い上げています。この声も大好きなんですが、やはりオペラっぽいソプラノ・ヴォイスも聴きたかったです。

Kristin Chenoweth を知らない人にお勧めするCDは、以前に紹介した、"As I Am" ですね。買ったときは普通のポップスアルバムでつまんないと思っていたのですが、他のアルバムと比べて自然と Kristin のいろんな声に酔いしれるアルバムだと思うようになりました。

人気海外ドラマ "glee" にも2回ゲスト出演していて、当然 Kristin ファンの自分はこのDVDボックスも買いました。"glee シーズン2" には Kristin の出演は無いのですが、シーズン3でまたゲスト出演しているそうです。うーむ、、Kristin 目的の自分としてはシーズン2も買うか悩ましいところです。それと、今までもYouTubeの動画で Kristin を観ていたのですが、このDVDで初めてはっきりした映像で Kristin を観ることができました。っで、思っていたより歳いってる人なんだということがわかり複雑な心境になりました。。

GOLDEN MOON / LIV MOON

今自分の中で一番熱いヴォーカリスト AKANE LIV さん。この人の声は聴けば聴くほど惹きつけられます。シンフォニック・メタル・プロジェクト LIV MOON の第2段として発表されたこのアルバムは、前作 "DOUBLE MOON" と比べて、よりHR/HMらしさが現れていると思います。これがファンが望んでいた方向じゃないでしょうか。

このアルバムを聴くと、前作はとにかくいろんなことを試してみようということだったのかな?と思います。前作1曲目 HISUI~Nephrite のサビで聴く、あの喉を締め付けて無理矢理発声したようなキンキンした声は評判が悪かったのか、今回のアルバムでは一切ありません。私もあの声は嫌いでした。。

それとギター。HR/HMサウンドの中心はやはりギターだと思います。むしろシンセサイザの音は味付け程度の方が好ましい。っと勝手に決め付けていますが、、このアルバム "GOLDEN MOON" はギターがちゃんと存在感を示していて、これがメタル色の強いサウンドと印象付けていると思います。インギー世代の自分としてはギターソロももっと長く聴かせてほしいとさえ思っています。

年内(2011年)に LIV MOON のサードアルバムが発売予定でその時期にライブもやるだろうし、そして来年2012年1月末からはコンサート版CHESSにAKANEさんが出演するとのことで、今からすごく楽しみにしてます。そうだ。ミュージカル "CHESS" も予習しなくちゃ!

nine / THE NEW BROADWAY CAST RECORDING

ミュージカル映画 "NINE" にすっかりハマり、映画版ではカットされているだろう他の曲も聴きたくなり、このブロードウェイ再演版キャストレコーディングのCDを買いました。主役グイド・コンティーニ役はアントニオ・バンデラス。この人はもうハリウッド映画スターとは呼ばれなくなったのでしょうか。映画 "EVITA" 出演以来ブロードウェイの舞台俳優として活躍することが多くなったようです。

聴きたかった映画版ではカットされた曲ですが、主人公グイド・コンティーニのナンバーがたくさんありました。Only With YouThe Bells of St. Sebastian はうっとりするようなメロディで、この2曲だけでもこのCDを買う価値があったと思います。

マエストロとまで呼ばれるようになった映画監督のスランプを描いたこの作品。ひたすら落ちて落ちて最後までパッとしないまま終わってしまうストーリは、"つまらない" と特に映画版の批評に多く見受けられましたが、僕は主人公グイドに共感してしまいます。もし自分が巨匠・マエストロとまで呼ばれる存在になったら、きっと同じような状態になるだろうなぁ、と思います。グイド・コンティーニは絶対、B型だ!(笑)

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魅せられる悪趣味ミュージカル - スウィーニー・トッド (2011-05-29)

映画 "スウィーニー・トッド ~ フリート街の悪魔の理髪師" を初めて観たとき、"こんなものミュージカルにするなんてソンドハイムって人はなんて趣味悪いんだ!" と思いました。しかし、2回目に観たとき、Pretty Women の甘味なメロディにすっかり魅せられてしまいました。
YouTubeの動画:"Sweeney Todd -Pretty Women" へ

不思議なものでこの一曲好きになってからは次から次へと、どの楽曲もとても魅力的だと思うようになり、先日の青山劇場での舞台版を観劇してからは完全にハマリ、7月の神奈川芸術劇場の公演が待ち遠しい状態です。

[DVD] スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

終始どんよりした青色で画面が覆われ、ロンドンの怪しげな町並みを表現していて、まさにティム・バートンの世界といった感じです。舞台版ではちょっとひょうきんな表情も見せるミスターTですが、映画では完全に心を閉ざした自分を出さないスウィーニー・トッドに徹しています。ミセス・ラベットが可愛くはしゃいで歌う By The Sea ではそれが逆に滑稽でとても楽しませてくれます。

ジョニー・デップが歌った! と話題になった映画で、ジョニー・デップの歌のうまさにも驚きましたが、歌声が本当にかっこいい!

SWEENEY TODD / Original Broadway Cast Recording

映画版のジョニー・デップの演じるスウィーニー・トッドが基準になってしまうと、このCDのトッドはちょっとダサいと思ってしまいます。それでも Kiss Me! など映画では聴けない魅力的な楽曲の数々が収録されていて、最近は毎日のように聴いています。

日本人キャスト版スウィーニー・トッド

市川正親 & 大竹しのぶ主演、宮本亜門プロデュース、4年前に初演、今年2011年5月から再演だそうです。
YouTubeの動画:"ミュージカル「スウィーニートッド」公開稽古" へ

ソンドハイムのメロディを日本語にするのは無理なんじゃないかと半信半疑で観に行った日本人版スウィーニー・トッドですが、まったく違和感なく作品にのめり込むことができました。

"RENT" 松本公演で圧倒的な存在感を見せていたソニンが、またもその歌と演技に面食らってしまいました。出演することは知ってはいましたが、まさかジョアンナ役だとは思わなかったです。ソニンってこんな歌い方もできるんだっと驚いたのと同時に、もうすっかり実力派舞台女優なんだなと思い知らされました。

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