レミゼ!
レミゼ。ミュージカル "レ・ミゼラブル" のことです。「レ・ミッズ」と呼ぶ人もいますが、日本の庶民の(?)ファンは「レミゼ」って呼んでるみたいです。
自分よりずっと前からミュージカル・ファンだった友人から おすすめは絶対、レミゼ!レミゼだよ!レミゼってレ・ミゼラブルのことね!
と強く勧められていました。確かに有名だけど、今さら?っていう感じもあるし、他のとなんとなく雰囲気が違うし...。その友人の言葉から半年後、やっとCDを聴いてみました。
そして今、どっぷりハマっています(笑)。
レ・ミゼラブル (赤)
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レ・ミゼラブル (青)
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日本公演 ライブ盤
1994年の日本公演のライブ録音。出演者の違う2種類のアルバムが発売されています。
(赤)とか (青) というのはCDの帯の色。(赤) が鹿賀丈史さん主演でこっちの方が人気があるみたいです。自分的には鹿賀丈史さんのヴァルジャンってくどくて疲れます...。今井清隆さんのジャヴェール、凛々しく豊かな声が聴ける (青) の方を好んでよく聴いています。
エポニーヌ役はどちらも島田歌穂さんです。群を抜いて印象的です。まさにレミゼの顔ですね!何を今さらって感じだけど...。
Les Miserables / Original London Cast
本家ロンドンのオリジナルキャスト版です。
マリウス役マイケル・ボールの Empty Chairs at Empty Tables が個人的に大ヒットしてます。この人の歌声は本当に魅力的ですよね! 島田歌穂さんと同様、このロンドン・キャスト版ではマイケル・ボールが歌い出すと不思議と聴き入ってしまいます。
また、代表曲、One Day More がすごく感動的です。スタジオ収録で音量バランスに気を使っているからか、一人ひとりの声が聞き取りやすいです。それぞれの思いがこの一曲の中で同時に展開される瞬間は、何度聴いても鳥肌ものです。日本人キャスト版を最初から第一部までを聴いてからこのCDの One Day More をもう一度聴くのが最近の聴き方になっています。
Les Miserables: 10th Anniversary Concert (1995) [DVD] [Import]
ロンドンでの10周年記念コンサートの映像です。オーケストラもステージ上に配置され、座っている出演者は自分の出番がきたときだけ前へ進み出る、という形式のコンサートです。
最近は、このDVD映像も何度も観返しているので、「おい、コゼット! そんなガボガボ水飲むな! おしっこしたくなるぞ」とか後ろに座ってる人にまで目が行くようになりました...。それにしてもこの子役コゼット、自分の母親が神に召されるというのに、なに水なんか飲んでんだ!
レ・ミゼラブル 全4冊 (岩波文庫)
ヴィクトル・ユーゴー著の原作、全訳版の単行本です。
勢いで購入したものの、正直この本、僕にはきついです...。まず、漢字の送り仮名や文末の言い回しなど、訳した日本語が古くて読みづらい。それに慣れてくると、今度はヨーロッパ人の文化や思想、それに宗教観の理解という壁にぶつかります。
買ったのが7月でミュージカル観劇が10月、3ヶ月あれば読み終わるだろうと思ってたけど、今(9月)絶対無理だと思ってます...。だってまだ1巻(笑)、もうすぐ馬車が暴走するのかな?ってところです。
それでもやはり、原作を読むとこのミュージカルの理解が深まるだろうと思っています。ファンティーヌは自分の髪を売ったどころではないんですね。哀れとかそんな軽い言葉では言い表せないほどのエグイ経験をしている人なのだとわかりました。来月の観劇には間に合わないだろうけど、頑張って読み切ります。