艶やか!シンフォニックメタルバンド LIV MOON の音楽CD

YouTubeでたまたま見つけたこの映像を観て、変わった音楽だなと冷やかし半分で買ったファーストアルバム "DOUBLE MOON"。シンセサイザ バリバリの、こってりしたサウンドは元々好きじゃないのですが、不思議な響きとAKANE さんの艶やかな美声、聴いているうちにハマっていき、気づけば AKANE LIV Official Fan Club 会員です (笑)。
[YouTubeの動画:"LIV MOON/LIV MOON ESCAPE 2009LOUD PARK09 LIVE" へ]

ミュージカル出身の AKANE LIV さんにとって初ステージだった、この『LOUD PARK 09』について みなさんの楽器の大音量に対して、私も普通に(負けない大きな声で)歌っちゃってたんですよ。 とのちのインタビューで語っています。要望すればモニタの音量バランスも調整してくれることなんて知らなかったそうです。顔は笑顔でも相当キツかったようですね。

Table of Contents

音楽 CD

DOUBLE MOON (2009年)

シンフォニックメタルのスタンダードナンバー オペラ座の怪人 や代表曲 ESCAPE の入った、記念すべきファーストアルバム。A Wishオトナキサケビ など、AKANE さんのソプラノヴォイスを全面に押し出したナンバーが多く、最も高級感あるアルバムだと思います。

個人的には、ESCAPE と並んで独特の雰囲気を醸し出している WILD CAREATURES も大好きです。今後のライブでも演奏してほしい一曲です。ライブDVD "GOLDEN MOON" でこれに日本語の歌詞を付けた ECHO ~蒼空の余響~ が演奏されてます。この日本語歌詞版は、元々シングル オペラ座の怪人 のカップリング曲として入っていたようです。

GOLDEN MOON (2011年)

メンバーを大幅変更して発表されたこのセカンドアルバムは、それ以後と比較しても最もメタル色の強いアルバムです。ベルリオーズを引用したオープニングナンバー 死の舞踏~ディエス イレ~ は、"こういうのをシンフォニックメタルって呼ぶのか!" と、説得力があり衝撃的でした。またスピード感溢れる Black Ruby では、初めて AKANE さんが地声を披露してくれました。

それとギター。HR/HMサウンドの中心はやはりギターだと思います。むしろシンセサイザの音は味付け程度の方が好ましい。っと勝手に決め付けていますが、、このアルバムはギターがちゃんと存在感を示していて、これがメタル色の強いサウンドと印象付けていると思います。インギー世代の自分としてはギターソロももっと聴かせてほしいとさえ思います。

このアルバム、2010年のライブ映像DVD付きの初回限定盤も存在するのですが、いまでは入手困難、というか、プレミアついて値上がりしてる。。買い直すか本気で迷ってます。

Symphonic Moon (2012年)

"天使と悪魔" がコンセプトのサードアルバム。高音ヴォイスの White LIV、低音ヴォイスの Black LIV 、ジャケット写真やプロモーション映像でも二人の AKANE LIV を観ることができます。

前作で聴かせてくれた AKANE さんのナチュラルヴォイスは本作ではより自然な形で聴くことができます。いままで声を切り替えていたんですけど、今回は意識しないようにしたんです。 と雑誌インタビューでも語っていました。零の天使 の冒頭で聴けるド迫力の低音ヴォイスは、"そうか、この人宝塚では男役だったんだ" と思い出しました。

曲作りでも大きな変化がありました。メタル業界ではない KAZSIN の楽曲提供です。Kiss me Kill me は、新しい LIV MOON の代表曲となり、私のこのバンドへの想いも一気に高まりました。そういえばファンクラブ発足もこの時期でしたね。

THE END OF THE BEGINNING (2012年)

北欧神話がコンセプトのこのアルバムは、ストリングスだけでなくティンパニやホーンも聴こえ、これまで以上にシンフォニーを意識したサウンドになっています。曲調は前作 "Symphonic Moon" から引き継いでいるといった印象でさらにキャッチーなものが多くなりました。またキー・マルセロ(ex.EUROPE)、キコ・ルーレイロ(ANGRA)がゲスト参加、楽曲提供しているのも特筆です。

タイトルナンバー THE END OF THE BEGINNING は新境地? へんちくりんな展開がハマります (笑)。ぬぼっとした巨人たちへ、道化(悪戯好きの神、"ロキ" だそうです)が "大変だ!大変だ!世界が消える!" と声を上げ、小人たちがせせら笑う。聴いている側はどう捉えたらいいのやら、最初は戸惑いました。

どんなストーリーの曲だとかどんな順番でとか、全部彼女(AKANE LIV)が最初から決めてたんですよ。 とキーボード兼バンドマスターの西脇さんがファンクラブイベントで語っていました。AKANE LIV さんは、与えられた曲を歌うだけのお飾りの歌手ではなく、フロントに立って LIV MOON を引っ張っているクリエイターなのだと、失礼ながらこのとき初めて知りました。ますます彼女の虜です。

COVERS~Scream As A Woman~ (2010年)

ファーストアルバム "DOUBLE MOON" の後に発表された、ケイト・ブッシュやマドンナ、クィーン、etc., の代表曲7曲をメタルアレンジしたカバーアルバムCDです。加えて5曲のプロモーションビデオと2曲のライブ映像のDVDも付いています。

Child In Time (ディープ・パープル)や The Show Must Go On (クィーン)は、AKANE さんのソプラノヴォイスによって原曲とは一味違った印象を与えてくれます。特に、Child In Time は現メンバーでもう一度演奏してほしい!とオフィシャルサイトのBBS で書き込みしたことがあります(汗)。

宝物はむしろDVDの方です。ライブ映像 HISUI ~Nephrite で魅せる、真紅のドレスを身にまとった AKANE さんは超綺麗。。ってそれだけか。。女性は髪型や衣装でずいぶん印象変わるんだなぁ、とか考えてしまいました。

Written in 2011-08-06
この記事が属しているカテゴリ: MUSIC, ROCK

この記事へのコメント

管理者Relaxin wrote at 2011-09-19T23:52:06+9:00
今日更新されたヴォーカルAKANE LIVさんのブログにはなんと! サードアルバムが年内に発売予定というじゃありませんか!
今年3月にアルバムを出したばかりだし、しばらくは無いなぁと思っていたからとっても嬉しいです!

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