これがデビューアルバム? - 安富祖貴子「魂/Kon」
アルバム「マブイのうた」を聴いて大好きになった安富祖貴子さん。仕事から帰るとまず、アンプの電源を入れ、この安富祖貴子さんを聴きながら、ビールをプシュッ
と...、とやるのが平日深夜の私です。
ただ、このCDを買うきっかけは岡安良明さんが参加していることだったこともあり、他のアルバムには岡安さん、いないんだよなぁ
っと買うのを躊躇していました。しかし、今日デビューアルバム「魂(Kon)」を聴いてみて、やっぱりかっこいいです!ためらっていた自分が馬鹿でした。
魂/Kon 安富祖貴子
- 参加アーティスト
- 安富祖貴子, 井上陽介, 安井さち子, 知念嘉哉, 川嶋哲郎, 金子雄太
- トラック
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- ワーク・ソング
- アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー
- ヒア・カムズ・ザ・サン
- エヴリシング・マスト・チェンジ
- マイ・フェイヴァリット・シングス
- ジャスト・ライク・ア・ウーマン
- スムース・オペレーター
- アイ・ラヴズ・ユー・ポーギー
- マイ・ベイビー・ジャスト・ケアーズ・フォー・ミー
- ヒーロー
- モーニン
- テネシー・ワルツ
このパンチの効いた声を聴くと、とてもデビューアルバムとは思えません(笑)。ジャズを歌い続けて何十年は言い過ぎですが、貫禄十分の歌いっぷりです。
ただ、ラストナンバー「テネシー・ワルツ」は、この歌いっぷりが災いしてクドさを感じてしまいました。セカンドアルバムの7曲目「A Lover's Concerto」では、肩の力を抜いてリラックスした歌い方で聴いていても心地よかったのですが、こんな風に歌ってほしいなぁと個人的には思います。
CDブックレットの解説には、これまでの安富祖貴子さんの音楽活動についても多くが書かれています。大学を卒業後、ピアノ講師をしながらホテルラウンジでの弾き語りをはじめ、ラテン音楽、スタンダード、沖縄の歌への幅を広げる。そしてなんと地元のミュージカルなどの各種イベントで舞台監督や音楽監督、CD製作のプロデュース、女性ヴォーカリスト指導まで務めたりと、やっぱりベテランなんじゃん(笑)。
ただ、本格的にジャズを歌い始めたのは、05年3月にM&I社長の助言があってからとのこと。本当にごく最近からジャズに接するようになったんですね。ん?ということは、ジャズ歴(?)は私の方が上なのでは(笑)。