佐渡裕 & シエナ・ウィンド・オーケストラ - バースタイン・ガラ in 松本


<佐渡裕 & シエナ・ウィンド・オーケストラ - バースタイン・ガラ>の松本公演へ行ってきました。

最初のスラヴァ!が耳に飛び込んできて、"俺、プロの吹奏楽聴くの初めてだ"と気づかされました。そういえば、今まで吹奏楽の生演奏って全国吹奏楽コンクールと母校県立足柄高校吹奏楽部の定期演奏会でしか聴いたことがなかったんですね。それが、大迫力と美しいアンサンブル、聴こえてくる音すべてに魅せられました。吹奏楽の楽しさ、素晴らしさを存分に味わわせてもらいました。

この日のコントラバス奏者は、私が高校吹奏楽部の時に何度かレッスンを受けさせていただいた先生です。声を掛けて良いものかわからず、結局ひっそりと応援させて頂きました。最後の星条旗よ永遠なれでは、女の子2人が先生の楽器を弾いているのを見て、"うらやましいなぁ"とこれまたひっそりと思っていました。星条旗Aメロの部分"タータラタータラタータラタッ"を弾いてる女子高生を見て、"え!昔の俺よりうまい...。"などと思い、ほんと嫉妬しまくりでした。

家に戻ってきた今でも、星条旗がずっと流れています。吹奏楽、元より音楽って楽しいなぁと噛み締める日となりました。

コントラバスについて

高校最後の吹奏楽コンクールでの演奏後、先生にお話を聞きに行くと、音は一番大きかったとだけ仰られました。アンサンブルというものを考えろ、ということと、ボーイング以外はまるで駄目、ということだと思います。

でも私は嬉しかったんです。ゲリー・カーのアルビノーニのアダージョを聴いて、柔らかくて優雅で芯の通った音、"これがコントラバスの音なのか!"と衝撃を受けて、以来、その音をイメージしながらボーイングだけをひたすら練習しつづけていましたし、"チューバよりデカイ音を出す"という意味不明な目標も当時は持っていましたから、先生に少なくともそこだけは認められたんだと思ったからです。

コントラバス、もう一度手にしたいなぁと思う今日この頃です。

Written in 2007-09-24
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