何度観ても飽きないミュージカル「CATS」の音楽CD

ミュージカル「CATS」。 劇団四季による日本上演は、2008年11月11日でなんと通算25周年です。先日東京/五反田のキャッツシアターへ行ったら25歳の誕生日ケーキが飾られていました。 恥ずかしながら私が「CATS」、というよりミュージカルの楽しさ、素晴らしさを知ったのは、ほんの数ヶ月前です。ミュージカル映画DVDを買い漁っていて、たまたま見つけたCATSのDVDがきっかけです。

でも、"日本ではどうなの?外人のマネじゃない?劇団四季ってファン含めてなんかカルト集団みたい。" っと偏見を持ったまま聴いてみた劇団四季ロングラン・キャストの「CATS」のCD。翌月には五反田キャッツシアターでの初めてのミュージカル観劇、気が付けば「四季の会」会員です(笑)。

劇団四季ミュージカル 「CATS」オリジナル・キャスト

一番よく聴くアルバムです。ライブ版で客席からの拍手も聞こえ臨場感も味わえます。また、ライブ版なのにロングラン・キャストよりも歌詞が聞き取り易いと思います。

特に2部(Disk 2)のガス 劇場猫がお気に入りです。老いぼれ猫ガスを紹介する保坂知寿さん扮するジェリーロラムの声、そしてその歌詞がとても癒されます。

ボーナストラックとして、シングルカット版(?)のメモリーが、Disk 1の1曲目とDisk 2の最後に入っています。それを忘れて、オープニングの劇場のあのワクワクどきどき感を期待してCDをプレイするといきなりメモリー、ということがよくあります。正直このトラックは煩わしい...。何で同じ演奏が2曲も入ってるんでしょうか。

劇団四季ミュージカル「CATS」ロングラン・キャスト

オリジナル・キャスト版とは若干キャストが代わっているスタジオ録音です。バックの演奏/録音にも気合が入っている(?)ためか、オリジナル・キャスト版と比べて音が大きい...。

ロンドン製作のビデオが基準となってしまっている私にとっては、ひ弱なヘヴィメタ的なタガーの印象が強く、この沢木順さんの 欲しいものなどなんにもぬゎあああい!! というのにびっくりしました...。

このCDはオリジナル・ロンドン・キャスト版といっしょにキャッツシアターでも販売されています。

キャッツ ― オリジナル・ロンドン・キャスト

知らない人はいない名曲メモリーですが、このエレイン・ペイジの歌が一番好きです。ハスキーがかった声でしっとりと歌い始め、 TOUCH ME! IT'S SO EASY TO LEAVE ME! のところはまさに悲痛の叫びともいうのか胸が締め付けられる思いです。深く印象付けられます。ちなみに四季バージョンの歌詞 お願い、私に触って は、メロディーと歌詞の関係になんか違和感があってどうしても好きになれません。

また、四季バージョンではカットされているビリー・マッコーのバラードがこのCDには入っています。グロウルタイガーがグリドルボーンへ 昔通ったバーを思い出すよ、そこにはビリー・マッコーというオウムがいて...、 と語りだすシーンなのですが、すごく綺麗な曲なんです。格闘シーンの印象が薄くなってしまうからなのか、それとも単に猫の話でないからなのか、四季でカットされたのが本当にもったいない!

Written in 2008-10-19
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