ミュージカル "ウィキッド" 観劇
母の日ということで母親をミュージカル観劇に招待しました。
演目は劇団四季による、ブロードウェイ・ミュージカル "ウィキッド"。音楽的にも視覚的にも豪華絢爛といった感じで、初めて観劇する母親にも大いに楽しんでもらえるだろうと思い選びました。結果、楽しんでくれたようです。特にグリンダ役の沼尾みゆきさんが大ヒットらしく、歌を習っている母親は「私にもあんな風に歌えるかしら」などと歌や声の発声のことばかり。いや...、ストーリーも面白かったでしょ?
誰も知らない、もう一つのオズの物語
ちょうど1年前に観劇して以来、大好きなミュージカルの1つでした。今年2009年9月6日に東京の電通四季劇場 [海] においては、千秋楽を迎えるということで、とても残念です。人間の普遍的なテーマを取り扱っているから再演も確信しています。これから先もずっと上演し続けてほしいです。
アメリカ童話 "オズの魔法使い"、日本ではジュディ・ガーランド主演の、名曲 Over The Rainbow を生んだミュージカル映画として知られています。その登場人物の良い魔女と悪い魔女は実は大親友だった、という物語です。
"オズの魔法使い" では、いかにも "魔女" らしい醜い老婆の悪い魔女は、実は誰よりもやさしくそして自分の信念を貫く強さを持った素晴らしい人です。たとえみんなを敵に回しても自分は正しいと思う道を進むと歌う Defying Grabity のシーンは何度観ても鳥肌が立ちます。
また、「脳みそ溜め込んで嬉しがるのは馬鹿
」と歌うフィエロの振り付けに案山子ポーズが垣間見えるなど、ウィキッド観劇前に、ぜったい映画 "オズの魔法使い" は観ておくべきです。2つの物語の接点がたくさん見つかり、より楽しめると思います。
"ウィキッド" のCD紹介
[CD] ミュージカル「ウィキッド」劇団四季版
- Defying Grabity は聴くたびにあの、高さ5メートルまで一気に上昇し上下から照らされる照明に浮かぶエルファバを思い出します。プログラムのそのシーンの写真を観ながら聴くと、また観に行きたい衝動に駆られます(笑)。
[CD] ウィキッド オリジナル・ブロードウェイ・キャスト
- Popular を歌うグリンダ役Kristin Chenowethが超可愛い。それもそのはずで、ほとんどの楽曲は、この配役が決定した後に書かれた曲だそうです。どの曲もキャストの持ち味を最大限に生かした曲となっているなと感じます。