速弾きしなけりゃ意味がない - 大村氏の教則本でギター再チャレンジ (2012-05-03)

LIV MOON のギタリスト、大村孝佳氏。以前からライブDVD "LIV MOON CLUB SHOW 2011 GOLDEN MOON~月華月虹~" を観てて、その綺麗なフォームと正確なピッキングから、たぶん彼は毎日毎日地味で単調でつまらないトレーニングをひたすらやり続けたすごく真面目な人なんだろうと想像していました。

ギター力をイチから鍛え直す! 烈奏ギター道場~異種格闘技編~(CD付)

先月のLIV MOONライブへ行った後から沸々とロックギターへの思いが募り、たまたま本屋でこの大村君監修の教則本を見つけ思わず購入。ハードロック & ヘヴィメタルギター再チャレンジです。

ギター力をイチから..と書いてありますが、初心者向けではなく、HR/HM中級者または上級者がもう一度基礎を見直しながら 速弾き を練習するための本だと思います。っていうか自分自身、ほとんどの譜例が付録CDのテンポで弾くことはできません(笑)。"昔はこれくらい余裕で弾けたのに~!" とムキになって弾いていたら腱鞘炎になりかけ、一週間弾くのを休まなければならない始末。。

改めて思うことは、特に Ex-13 息の長い速弾きの基本形、3notes per stringsEx-14 両手の持久力を要求される6連速弾き など、エクササイズとはいえ音楽的にはまったく面白味の無いフレーズが多いことです。ゆっくり弾いたら本当にカッコ悪い、この手のフレーズはやはり速く弾かなちゃ意味がないんです。

昔マイケル・アンジェロというタッピング系速弾きのギタリストがインタビューで 速弾きはフィーリングが無いっていう人もいるけど、ジェットコースターに乗ったときのぶっ飛んだフィーリングは速弾きでしか表現できないと思うよ というようなことを言っていました。やはり速弾きも音楽表現の一つなんでしょう。

あとがき

この教則本を購入してから3週間ほど経ちました。もう飽きたのか、それとも諦めたのか、、今はジャズのツー・ファイブフレーズを練習することが多くなりました。。昨日も本屋で布川俊樹さんの ジャズ・ギター虎の穴 コード・ソロ完全征服への道 という教則DVDを見つけてしまいました。っが、ちょっと待て!お前はこの手の本やらDVDをいくつ持ってるんだ! お前が下手なのは教材のせいじゃない! お前の問題なんだ! といい聞かせて、手に取ったそのDVDを棚に戻しました。。

最後に昔先輩から教わった、気楽にピッキング練習ができる譜例?を紹介します。
[譜例:ピッキング練習]
左手で E のパワーコードを押さえ右手で軽くミュートしながら、一定のテンポでかつ音の粒が揃うように心がけて練習します。メトロノーム記号も掲載していますが無視して結構です。自分の好きなというかできるスピードで弾いてください。ま、最初はゆっくり慣れてきたら速くっといったところでしょうか。

"気楽に" というのがポイントで、気合入れてよーし!練習するぞ!とメトロノームの前に座って、、というのではなく、上述の 一定のテンポでかつ音の粒が揃うように がある程度できるようになった後は、例えばテレビを見ながらとか、頭は別のことを考えててもいいから手だけ動かすといった練習方法です。継続は力なり と云われていますがこれだったら続けられそうじゃないですか?

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LIV MOON / CLUB SHOW 2012 "Synphonic Moon"
~ 3.3 white night ~ / ~ 3.4 black night ~
(2012-03-05)

2012年3月3日、4日の2日間、LIV MOONのワンマンライブ、CLUB SHOW 2012 "Synphonic Moon"へ参戦してきました。いやぁ、楽しかった!ベタな言い方ですが、やっぱり生は迫力が違う!

ライブに行けば印象も変わって好きなナンバーも増えたりするだろうと思っていましたが、その代表が Amen! でした。単調な8ビートでアルバムのオープニングナンバーとしては無難だな、などと生意気なことを考えていました。ライブでは先ず真っ白な照明を後ろから浴びたAKANEさんのシルエット姿に息を止められ、続く重厚な8ビートで完全に曲の世界に引き込まれてしまいました。昔ドラマーの友人が 上手い人は8ビート叩くだけでもメチャメチャかっこいいんだ と言っていましたが、それを思い出しました。

両日ともライブのラストナンバーだった The Last Savior、特に2日目ではその盛り上がりは今までにない昂りを経験しました。AKANEさんも超ノリノリ本当に楽しそうで、これまたベタな言い方ですが、観客の僕らと境界が完全になくなったような気がしました。終わった後は本当に来てよかったと思えるライブでした。

唯一心残りなのは、2日目に途中でどうしても我慢できなくなってトイレに駆け込んだことです(笑)。開演前からちょっとヤバいかな?と思っていたけどまぁ最後まではもつだろうと高を括っていました。甘かったです。。大好きな ESCAPE のイントロが始まったとき "こ、こここ、これを、、 き、聴き終わっ、、たら、、(苦)" と意を決してその場を離れました。。おかげで後方の全体を見通せる一段高いベストポジションから、ライブ後半では入口近くの、柱が邪魔で西脇さんと大村君が全然見えない場所からの参戦になってしまいました。

1日目は握手会、2日目は2ショット撮影会にも参加し、AKANE LIV さんを間近で見ることもできました。ほんと顔ちっちぇぇ~(笑)!「ありがとうございます。また明日、、楽しみにしてます。。」それが握手しながら僕が口にできた唯一の言葉でした。緊張もしていましたがそれ以上に、勝手がわからないライブハウスでオロオロしていたし、知ってたけど公演中は終始立ちっぱなしという状況で疲れ果ててしまったんですね。1日目、ホテルに戻ってから「長野県から来たんです!」とか言えばもう少し話できたかもなぁ、などと握手した時のことを何度も想い帰していました。

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生LIV! - AKANE LIV 出演 "CHESS in concert" 観劇 (2012-02-05)

[公演プログラムよりAKANE LIV さん紹介ページの写真]去る2012年1月28日、"CHESS in concert" 日本公演を観劇してきました。目的は LIV MOON のボーカリスト、AKANE LIV さんの生の声を聴くことです。昨年のライブ "LIV MOON Club Show 2011" も、ミュージカル "MITSUKO" も見逃してしまったため、やっと生LIV (?) に逢える!とその日が来るのをずっと心待ちにしていました。

会場の青山劇場に入ると、ロビーには "ファン一同" と書かれた AKANE LIV さん宛てのデカい花が置いてあり、え!何これ?おれ知らねぇよ! と、AKANE ファンを自負している自分にとってはばつが悪い思いでした。いったいみんなどうやってコンタクトを取り合って、花を贈ったのでしょうか。。

AKANE さんは、第二幕の途中から登場するアナトリーの妻スヴェトラーナ役でしたが、第一幕でもコーラスとして出演していて、他の出演者と同様ほとんど出ずっぱりの状態でした。"芸能人オーラ" という言葉がありますが、コーラスの中にいるAKANEさんはひときわ異彩を放った存在に見えました。写真や ライブ DVD を観て綺麗な人だなとは思っていましたが、今回の生 LIV 体験でもうゾッコンです。1階A列3番という前の方の席で観劇していたこともあって、こちらに顔が向けられただけで、あ!今おれと目が合ったかも!? などと一人ドキドキ勝手に喜んでました(笑)。

さて同公演についてですが、とても人間が歌うメロディとは思えない! という前評判通り、どのナンバーも歌い手にとっては難しいらしく、歌詞がよく聞き取れない所もいくつかありました。それでも安蘭けいさん、石井一孝さんの二人のくっきりしたよく通る声にただただ圧倒され、やっぱり名の通った舞台俳優なんだなぁ、と思い知らされました。ロンドン公演の DVD を観て予習していたのですが、Idina Menzel、Josh Grobanよりこの二人の方が断然かっこよかったです。ただ、ロンドン公演の DVD に対してずいぶんたくさんのナンバーが、というかシーンが、カットされていてちょっと寂しかったです。AKANE さんが唯一ソロで歌うと思っていた曲も別の輩に歌われちゃうし。。いや、、中川晃教君の One Night In Bangkok もかっこよかったです。

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舞台女優 濱田めぐみさん (2011-11-20)

舞台女優 濱田めぐみさんが劇団四季を退団したことを昨日知りました。
YouTubeの動画:"神が愛するヌビア :: アイーダ :: 劇団四季"へ
作品重視の劇団四季では 濱田さんが出演するかどうかは当日まで判らないものでした。しかし、"これからは濱田めぐみさんを観に行ける!" と嬉しくなり、勢い付いて1月公演の "ボニー & クライド"、3月公演の "ジキル & ハイド" の2作品のチケットを一気に取ってしまいました。ただ、もう濱田さんが演じるアイーダやエルファバが観れないと思うとちょっと寂しい気もします。

濱田さんのプロフィール紹介にはよく、抜群の歌唱力で..、などと書かれていますが、そんな軽々しい言葉でこの人を表現してはいけないことは、生のステージ、濱田さんがいる空間に居合わせた人皆が知っています。濱田さんが声を発した瞬間からもうこの人の虜になってしまう、声を発しただけで涙が出てきてしまうような感動を受ける、そんな圧倒的な存在感があるのです。

ただ四季以外の場で活躍することへの懸念もあります。全部ではないけどクオリティの低い公演が四季以外ではよく見受けられます。劇団四季出身の人気俳優でも、まるで自分が出れば客は喜ぶんだろと言わんばかりの緊張感の無さと観客もそれを許容しているような公演に腹立たしさを感じたことすらあります。そのときそのとき全力を出し切るようにしていると話していた濱田さんは是非そのポリシーを貫き通してほしいです。

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お気に入りCD (2011-09-24)

[最近買ったCDの写真]
写真の積み上げられているCDはここ1、2年に買ったものです。CDラックは3つもあるのですがそこはもういっぱいで、新しく買ったCDはこのようにオーディオラックの上に置くしかないのです。どれもこれもお気に入りなのですが、たまたまジャケット写真が映っている3枚についてだけ紹介します。

Some Lessons Learned / Kristin Chenoweth

ニューヨークでは「超」の付く有名人という Kristin Chenoweth の最新アルバム。自分が知る限り本人名義のCDとしてはこれが4枚目のはず。今回はカントリーミュージック集?なんでしょうか。スライドギターやアコースティック系の小編成バンドでの演奏が中心で、ストリングの入ったクラシック寄りの曲はなく、Kristin は終始ナチュラル・ヴォイスで歌い上げています。この声も大好きなんですが、やはりオペラっぽいソプラノ・ヴォイスも聴きたかったです。

Kristin Chenoweth を知らない人にお勧めするCDは、以前に紹介した、"As I Am" ですね。買ったときは普通のポップスアルバムでつまんないと思っていたのですが、他のアルバムと比べて自然と Kristin のいろんな声に酔いしれるアルバムだと思うようになりました。

人気海外ドラマ "glee" にも2回ゲスト出演していて、当然 Kristin ファンの自分はこのDVDボックスも買いました。"glee シーズン2" には Kristin の出演は無いのですが、シーズン3でまたゲスト出演しているそうです。うーむ、、Kristin 目的の自分としてはシーズン2も買うか悩ましいところです。それと、今までもYouTubeの動画で Kristin を観ていたのですが、このDVDで初めてはっきりした映像で Kristin を観ることができました。っで、思っていたより歳いってる人なんだということがわかり複雑な心境になりました。。

GOLDEN MOON / LIV MOON

今自分の中で一番熱いヴォーカリスト AKANE LIV さん。この人の声は聴けば聴くほど惹きつけられます。シンフォニック・メタル・プロジェクト LIV MOON の第2段として発表されたこのアルバムは、前作 "DOUBLE MOON" と比べて、よりHR/HMらしさが現れていると思います。これがファンが望んでいた方向じゃないでしょうか。

このアルバムを聴くと、前作はとにかくいろんなことを試してみようということだったのかな?と思います。前作1曲目 HISUI~Nephrite のサビで聴く、あの喉を締め付けて無理矢理発声したようなキンキンした声は評判が悪かったのか、今回のアルバムでは一切ありません。私もあの声は嫌いでした。。

それとギター。HR/HMサウンドの中心はやはりギターだと思います。むしろシンセサイザの音は味付け程度の方が好ましい。っと勝手に決め付けていますが、、このアルバム "GOLDEN MOON" はギターがちゃんと存在感を示していて、これがメタル色の強いサウンドと印象付けていると思います。インギー世代の自分としてはギターソロももっと長く聴かせてほしいとさえ思っています。

年内(2011年)に LIV MOON のサードアルバムが発売予定でその時期にライブもやるだろうし、そして来年2012年1月末からはコンサート版CHESSにAKANEさんが出演するとのことで、今からすごく楽しみにしてます。そうだ。ミュージカル "CHESS" も予習しなくちゃ!

nine / THE NEW BROADWAY CAST RECORDING

ミュージカル映画 "NINE" にすっかりハマり、映画版ではカットされているだろう他の曲も聴きたくなり、このブロードウェイ再演版キャストレコーディングのCDを買いました。主役グイド・コンティーニ役はアントニオ・バンデラス。この人はもうハリウッド映画スターとは呼ばれなくなったのでしょうか。映画 "EVITA" 出演以来ブロードウェイの舞台俳優として活躍することが多くなったようです。

聴きたかった映画版ではカットされた曲ですが、主人公グイド・コンティーニのナンバーがたくさんありました。Only With YouThe Bells of St. Sebastian はうっとりするようなメロディで、この2曲だけでもこのCDを買う価値があったと思います。

マエストロとまで呼ばれるようになった映画監督のスランプを描いたこの作品。ひたすら落ちて落ちて最後までパッとしないまま終わってしまうストーリは、"つまらない" と特に映画版の批評に多く見受けられましたが、僕は主人公グイドに共感してしまいます。もし自分が巨匠・マエストロとまで呼ばれる存在になったら、きっと同じような状態になるだろうなぁ、と思います。グイド・コンティーニは絶対、B型だ!(笑)

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