艶やか!シンフォニックメタルバンド LIV MOON の音楽CD (2011-08-06)

YouTubeでたまたま見つけたこの映像を観て、変わった音楽だなと冷やかし半分で買ったファーストアルバム "DOUBLE MOON"。シンセサイザ バリバリの、こってりしたサウンドは元々好きじゃないのですが、不思議な響きとAKANE さんの艶やかな美声、聴いているうちにハマっていき、気づけば AKANE LIV Official Fan Club 会員です (笑)。
[YouTubeの動画:"LIV MOON/LIV MOON ESCAPE 2009LOUD PARK09 LIVE" へ]

ミュージカル出身の AKANE LIV さんにとって初ステージだった、この『LOUD PARK 09』について みなさんの楽器の大音量に対して、私も普通に(負けない大きな声で)歌っちゃってたんですよ。 とのちのインタビューで語っています。要望すればモニタの音量バランスも調整してくれることなんて知らなかったそうです。顔は笑顔でも相当キツかったようですね。

Table of Contents

音楽 CD

DOUBLE MOON (2009年)

シンフォニックメタルのスタンダードナンバー オペラ座の怪人 や代表曲 ESCAPE の入った、記念すべきファーストアルバム。A Wishオトナキサケビ など、AKANE さんのソプラノヴォイスを全面に押し出したナンバーが多く、最も高級感あるアルバムだと思います。

個人的には、ESCAPE と並んで独特の雰囲気を醸し出している WILD CAREATURES も大好きです。今後のライブでも演奏してほしい一曲です。ライブDVD "GOLDEN MOON" でこれに日本語の歌詞を付けた ECHO ~蒼空の余響~ が演奏されてます。この日本語歌詞版は、元々シングル オペラ座の怪人 のカップリング曲として入っていたようです。

GOLDEN MOON (2011年)

メンバーを大幅変更して発表されたこのセカンドアルバムは、それ以後と比較しても最もメタル色の強いアルバムです。ベルリオーズを引用したオープニングナンバー 死の舞踏~ディエス イレ~ は、"こういうのをシンフォニックメタルって呼ぶのか!" と、説得力があり衝撃的でした。またスピード感溢れる Black Ruby では、初めて AKANE さんが地声を披露してくれました。

それとギター。HR/HMサウンドの中心はやはりギターだと思います。むしろシンセサイザの音は味付け程度の方が好ましい。っと勝手に決め付けていますが、、このアルバムはギターがちゃんと存在感を示していて、これがメタル色の強いサウンドと印象付けていると思います。インギー世代の自分としてはギターソロももっと聴かせてほしいとさえ思います。

このアルバム、2010年のライブ映像DVD付きの初回限定盤も存在するのですが、いまでは入手困難、というか、プレミアついて値上がりしてる。。買い直すか本気で迷ってます。

Symphonic Moon (2012年)

"天使と悪魔" がコンセプトのサードアルバム。高音ヴォイスの White LIV、低音ヴォイスの Black LIV 、ジャケット写真やプロモーション映像でも二人の AKANE LIV を観ることができます。

前作で聴かせてくれた AKANE さんのナチュラルヴォイスは本作ではより自然な形で聴くことができます。いままで声を切り替えていたんですけど、今回は意識しないようにしたんです。 と雑誌インタビューでも語っていました。零の天使 の冒頭で聴けるド迫力の低音ヴォイスは、"そうか、この人宝塚では男役だったんだ" と思い出しました。

曲作りでも大きな変化がありました。メタル業界ではない KAZSIN の楽曲提供です。Kiss me Kill me は、新しい LIV MOON の代表曲となり、私のこのバンドへの想いも一気に高まりました。そういえばファンクラブ発足もこの時期でしたね。

THE END OF THE BEGINNING (2012年)

北欧神話がコンセプトのこのアルバムは、ストリングスだけでなくティンパニやホーンも聴こえ、これまで以上にシンフォニーを意識したサウンドになっています。曲調は前作 "Symphonic Moon" から引き継いでいるといった印象でさらにキャッチーなものが多くなりました。またキー・マルセロ(ex.EUROPE)、キコ・ルーレイロ(ANGRA)がゲスト参加、楽曲提供しているのも特筆です。

タイトルナンバー THE END OF THE BEGINNING は新境地? へんちくりんな展開がハマります (笑)。ぬぼっとした巨人たちへ、道化(悪戯好きの神、"ロキ" だそうです)が "大変だ!大変だ!世界が消える!" と声を上げ、小人たちがせせら笑う。聴いている側はどう捉えたらいいのやら、最初は戸惑いました。

どんなストーリーの曲だとかどんな順番でとか、全部彼女(AKANE LIV)が最初から決めてたんですよ。 とキーボード兼バンドマスターの西脇さんがファンクラブイベントで語っていました。AKANE LIV さんは、与えられた曲を歌うだけのお飾りの歌手ではなく、フロントに立って LIV MOON を引っ張っているクリエイターなのだと、失礼ながらこのとき初めて知りました。ますます彼女の虜です。

COVERS~Scream As A Woman~ (2010年)

ファーストアルバム "DOUBLE MOON" の後に発表された、ケイト・ブッシュやマドンナ、クィーン、etc., の代表曲7曲をメタルアレンジしたカバーアルバムCDです。加えて5曲のプロモーションビデオと2曲のライブ映像のDVDも付いています。

Child In Time (ディープ・パープル)や The Show Must Go On (クィーン)は、AKANE さんのソプラノヴォイスによって原曲とは一味違った印象を与えてくれます。特に、Child In Time は現メンバーでもう一度演奏してほしい!とオフィシャルサイトのBBS で書き込みしたことがあります(汗)。

宝物はむしろDVDの方です。ライブ映像 HISUI ~Nephrite で魅せる、真紅のドレスを身にまとった AKANE さんは超綺麗。。ってそれだけか。。女性は髪型や衣装でずいぶん印象変わるんだなぁ、とか考えてしまいました。

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魅せられる悪趣味ミュージカル - スウィーニー・トッド (2011-05-29)

映画 "スウィーニー・トッド ~ フリート街の悪魔の理髪師" を初めて観たとき、"こんなものミュージカルにするなんてソンドハイムって人はなんて趣味悪いんだ!" と思いました。しかし、2回目に観たとき、Pretty Women の甘味なメロディにすっかり魅せられてしまいました。
YouTubeの動画:"Sweeney Todd -Pretty Women" へ

不思議なものでこの一曲好きになってからは次から次へと、どの楽曲もとても魅力的だと思うようになり、先日の青山劇場での舞台版を観劇してからは完全にハマリ、7月の神奈川芸術劇場の公演が待ち遠しい状態です。

[DVD] スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

終始どんよりした青色で画面が覆われ、ロンドンの怪しげな町並みを表現していて、まさにティム・バートンの世界といった感じです。舞台版ではちょっとひょうきんな表情も見せるミスターTですが、映画では完全に心を閉ざした自分を出さないスウィーニー・トッドに徹しています。ミセス・ラベットが可愛くはしゃいで歌う By The Sea ではそれが逆に滑稽でとても楽しませてくれます。

ジョニー・デップが歌った! と話題になった映画で、ジョニー・デップの歌のうまさにも驚きましたが、歌声が本当にかっこいい!

SWEENEY TODD / Original Broadway Cast Recording

映画版のジョニー・デップの演じるスウィーニー・トッドが基準になってしまうと、このCDのトッドはちょっとダサいと思ってしまいます。それでも Kiss Me! など映画では聴けない魅力的な楽曲の数々が収録されていて、最近は毎日のように聴いています。

日本人キャスト版スウィーニー・トッド

市川正親 & 大竹しのぶ主演、宮本亜門プロデュース、4年前に初演、今年2011年5月から再演だそうです。
YouTubeの動画:"ミュージカル「スウィーニートッド」公開稽古" へ

ソンドハイムのメロディを日本語にするのは無理なんじゃないかと半信半疑で観に行った日本人版スウィーニー・トッドですが、まったく違和感なく作品にのめり込むことができました。

"RENT" 松本公演で圧倒的な存在感を見せていたソニンが、またもその歌と演技に面食らってしまいました。出演することは知ってはいましたが、まさかジョアンナ役だとは思わなかったです。ソニンってこんな歌い方もできるんだっと驚いたのと同時に、もうすっかり実力派舞台女優なんだなと思い知らされました。

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お嬢メタル?キャバクラメタル? - Aldious (2010-11-07)

近くのCDショップで "お嬢メタル" というキャッチコピーでガールズ・メタル特集のコーナーが設置され、一番目立つところにこのアルディアスというバンドのアルバムが置いてありました。以前から気にはなっていましたが昨日初めて視聴してみて、これはかっこいい!と即購入しました。
YouTubeの動画:"Aldious - Luft (Music Video Sample)" へ

何よりもこのビジュアルと、本気モードのメタルサウンドのギャップはインパクト絶大です。

CDのジャケット見ながら、そういえばここ久しくキャバクラなんて行ってないなぁなんてことも思ったりして..。

Aldious / Deep Exceed

終始メロディアスなナンバーで聞き容れやすく、自分的にも久々のハードロック/ヘヴィメタル体感で、 "ドゥクドゥク ドゥクドゥク..." というギターリフ・サウンドにアドレナリン分泌しまくりです(笑)。

ただ劇団四季の音楽ばかり聴いている自分は、やはりボーカルの不明瞭な発音が気になってしまいます。せっかくのメッセージがこれじゃ伝わらないよ~。

さらにダメ出しすると (ごめんなさい! ごめんなさい!)、惜しいところまで着てるんだけど、ツーバスの "トコトコ トコトコ" が安っぽく聞こえる。ツインギターもそうだけど、とくにベースがもっと粒立ちの良いピッキングができればずっと迫力出るように思います。あとスネアの音ももっと図太い方が個人的には好きです。

ガールズHR/HMバンドのパイオニア - SHOW-YA

Aldiousのライブ音源が聞きたいなぁとYouTubeで探してるんですが今のところ見つかってません。代わりに(?)懐かしいSHOW-YAの映像を見つけて一人喜んでたりしてます(笑)。

何を隠そうギターを始めた当時中学生だった自分が、初めて一曲丸ごと完コピできた曲が、SHOW-YAの 私は嵐 なんですね。やっぱりかっこいいです。ガールズバンドなんて生ぬるい表現は使いたくない、SHOW-YAは日本の本格ロックバンドです。

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ミュージカル観劇履歴(2010年6月~10月) (2010-11-03)

とくに意味は無いですが、6月から10月に観劇したミュージカル作品を列挙してみます。

6月19日(土)
キャッツ (キャノン・キャッツ・シアター)
6月20日(日)
コーラスライン (京都劇場)
7月3日(土)
CHICAGO (赤坂ACTシアター)
7月4日(日)
Disney's ミュージカル "アイーダ" (電通四季劇場 [海])
7月24日(土)
オペラ座の怪人 (新名古屋ミュージカル劇場)
8月11日(水)
キャッツ (キャノン・キャッツ・シアター)
8月12日(木)
Disney's ミュージカル "美女と野獣" (四季劇場 [夏])
8月15日(日)
Disney's ミュージカル "アイーダ" (電通四季劇場 [海])
10月20日(土)
コーラスライン (レザンホール 大ホール(長野県塩尻市))

9月はミュージカル観劇はありませんが、その代わり(?)、9月20日(月・祝)の平原綾香 "Concert Tour 2010 ~from The New World~" (まつもと市民芸術館 主ホール) には行きました(笑)。だから9・10月は綾香漬けの日々でした。

今手元にあるチケット

  • RENT (シアタークリエ)
  • キャッツ (キャノン・キャッツ・シアター)
  • RENT (まつもと市民芸術館 主ホール)

購入予定のチケット

  • コンタクト (自由劇場) 2010年11月7日(日)四季会員先行予約開始
  • レ・ミゼラブル (帝国劇場) 2011年1月29日(土) 一般前売開始

っと、こんな感じです。

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レッズ! - CASINO DRIVE / RED WARRIORS (2010-05-08)

たしか「レッズ」って呼んでましたよね?レッド・ウォーリアーズこと。

ミュージカル "アイーダ" にすっかりヤラれて、このままじゃ俺どうにかなっちまう!っと思いCD屋さんに駆け込んで、このRED WARRIORSの2ndアルバム "CASINO DRIVE" を見つけました。RED'Sはやっぱりガツンっと来る日本のR&Rですね!

新しい職場では社用車にカーナビもついていてCDも聴けます。早速このCDをかけてみたらもう、超ノリノリ。運転嫌いな自分でも苦にならないですね(笑)。もはやこれと "Rent" のCDは外出中の必須アイテムです。

CASINO DRIVE / RED WARRIORS

中学の頃、兄が持ってたLPを勝手に(?) カセットテープへ録音してテープが擦り切れてしまうほど聴いていました。たぶん実家に帰ればそのテープもまだあると思います。

リアにシングルコイル一つだけのストラトキャスターでサムピックを使ってるという、ギター小僧にとっても、小暮武彦さんはアウトスタンディングな存在でした。このリア・シングルがR&Rらしさ満開の気持ちいいサウンドを聴かせてくれます。

Oh Sweet Baby
今すぐにでも やりたいけど
まだ少し早いぜ

Old Fashioned Avenure より

ガキの頃は意味もわからずこんな歌詞の曲聴いてたんですね。あの頃より少しは人生経験も積んだ自分は、これらの曲も新鮮に聴くことができます。Morning After は凄く切なく感じたし、Wine & Roses なんて昔も大好きだったけど、今聴いてもほんといい曲ですね!男から見ても憧れる、かっこいい男って思います。

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