味のある鳴り - 真空管プリメインアンプ TRV-88SE
プリント基板を使用せずすべて手作業によるはんだ付けの回路で組み上がっています。これを手頃な価格で提供できるのは、人件費の安い中国で生産しているからだそうです。ただし、部品はすべて日本から供給しているとのこと。
見た目よりずっと重量がありビックリしました。真空管アンプには大きなトランスが必要なのだそうです。それと実は...、このアンプ、ヴォリュームを完全にゼロに絞っても片側のスピーカから音が漏れます。これを"どないなってんねん!"とお店に持っていくか、"ま、中国製だから..."と折れるかは人それぞれ。私は後者です(苦笑)。いずれにせよ製品個体差はありそうです。
やっぱりラックに真空管があるとかっこいいっすよね(笑)。
日ごろメインで鳴らしているのはCM7とPMA-2000AEの組み合わせですが、ちょっと違う気分を味わいたいときにTRV-88Eを鳴らします。写真はいろんな機器が写っていますが、TRV-88Eを鳴らすときは以下の組み合わせです。
- アンプ
- Tri TRV-88E (ラック天板 中央)
- スピーカ
- DIATONE DS-100Z (ラック天板 左右)
- プレイヤー
- marantz CD4000 (ラック上段右上)
PMA-2000AEとCM7の組み合わせはどちらかというと優等生的な鳴りですが、このTRV-88EとDS-100Zは、味な鳴りで聴かせてくれます。ギターアンプでもよく言われますが、真空管アンプというものは基本的に癖があり、その癖が気に入るかどうかだと思います。私の場合、上の写真にも写っているエラや、サラ・ボーンといったやや古めのジャズヴォーカルを聴くときは、好んで後者の組み合わせで鳴らしています。