味のある鳴り - 真空管プリメインアンプ TRV-88SE (2009-04-29)

【トライオード製真空管プリメインアンプTRV-88E写真】

プリント基板を使用せずすべて手作業によるはんだ付けの回路で組み上がっています。これを手頃な価格で提供できるのは、人件費の安い中国で生産しているからだそうです。ただし、部品はすべて日本から供給しているとのこと。

見た目よりずっと重量がありビックリしました。真空管アンプには大きなトランスが必要なのだそうです。それと実は...、このアンプ、ヴォリュームを完全にゼロに絞っても片側のスピーカから音が漏れます。これを"どないなってんねん!"とお店に持っていくか、"ま、中国製だから..."と折れるかは人それぞれ。私は後者です(苦笑)。いずれにせよ製品個体差はありそうです。

【我が家のオーディオシステム写真】
やっぱりラックに真空管があるとかっこいいっすよね(笑)。

日ごろメインで鳴らしているのはCM7とPMA-2000AEの組み合わせですが、ちょっと違う気分を味わいたいときにTRV-88Eを鳴らします。写真はいろんな機器が写っていますが、TRV-88Eを鳴らすときは以下の組み合わせです。

アンプ
Tri TRV-88E (ラック天板 中央)
スピーカ
DIATONE DS-100Z (ラック天板 左右)
プレイヤー
marantz CD4000 (ラック上段右上)

PMA-2000AEとCM7の組み合わせはどちらかというと優等生的な鳴りですが、このTRV-88EとDS-100Zは、味な鳴りで聴かせてくれます。ギターアンプでもよく言われますが、真空管アンプというものは基本的に癖があり、その癖が気に入るかどうかだと思います。私の場合、上の写真にも写っているエラや、サラ・ボーンといったやや古めのジャズヴォーカルを聴くときは、好んで後者の組み合わせで鳴らしています。

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オーディオ環境改善 - デノンPMA-2000AE, DCD-1650AE (2007-07-01)

以前から使っていた貰い物のSUNSUIのアンプは、電源投入時小さい音で鳴らそうとすると片側のスピーカが鳴らないなどあり、ずっと新しいのがほしいなぁと思っていました。ボーナスが出た後、ほとんど勢いでオーディオショップへ行き、その日に購入してしまいました。

下段・左がPMA-2000AE、上段の下にあるのがDCD-1650AEです。

プリメインアンプPMA-2000AE

第一印象は、静かです。出力が小さいということではなく、音量を上げても喧しさが一切無いということです。お店では上級機種PMA-S11も視聴しましたが、その傾向が強くなる印象を持ちました。ただ、この違いが価格差20万かぁとか考えてしまい、ケチってこのPMA-2000AEを選びました。

オーディオ雑誌などでよく、情報量が多いという表現が使われています。それは再生可能な周波数帯域すべてを鳴らしてくれることを意味しているのでは、と今回思いました。静かという印象は、今まで聴いていたSANSUIの音が中域音が弱く、所謂ドンシャリサウンドに近い鳴りで、音が硬く聴こえていたからなのではないかと思います。

SACDプレイヤーDCD-1650AE

最近買う、特にクラシック系の、ディスクのほとんどがSACD/CDハイブリットディスクで、なんか損してる気がしていたので、これも!、と本当に勢いで...、と買ってしまいました。

アンプの変更がインパクトが強く、プレイヤーの方は正直どれだけ音が良くなったかはわかっていません。試しに前のmarantzに繋ぎ代えてエッシェンバッハ/フィラデルフィアのマーラー第6交響曲を聴き比べて見ると、DENONの方がそれぞれの音がより鮮明に聴こえました。これが色眼鏡なしで聴けたかどうかは自分ではわかりませんが...。

早速聴いたディスク

マーラー交響曲第6番イ短調 悲劇的 / エッシェンバッハ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
お店に持っていって視聴させていただいたSACDです。第一楽章冒頭から金管楽器が活躍する曲ですが、このアンプ・プレイヤーでは迫力はそのままに上品かつ壮大な演奏という印象です。
マーラー交響曲第6番イ短調 / 大植英次指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団
シロフォンやトライアングルなどの打楽器群や弦のピチカートのような、硬めの高音成分の強い音がとても臨場感溢れていて聴こえました。演奏そのものが野性味を帯びていることもあり、ゾクゾク・ワクワク楽しめます。
マーラー交響曲第9番 / 小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団
私が行こうかどうしようか迷っているうちに気づいたら過ぎてしまった、今年2007年1月サントリーホールで行われたコンサートのライブ録音です。演奏を聴いてみて、やっぱり行っとけばよかったぁと後悔しています。
全体的にとても丁寧な演奏という印象を持ちました。

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オーディオ環境改善 - スピーカケーブル、電源関連機器 (2007-06-02)

[新居の部屋写真]

転勤により長野県松本市へ引っ越してきました。部屋探しの段階からリスニングルームを意識して、結果、B&W CM7を鳴らすのに十分な広さの部屋を借りることができました。

それに伴い、オーディオ環境改善として、スピーカケーブルと電源関連機器を購入しました。

スピーカケーブル&電源の改善

オーディオ機材は基本的に今まで使ってきたものですが、スピーカケーブルと電源関連機器を代えました。音が良くなったかと聞かれると、正直よくわかりません(笑)。若干ボヤケがなくなったかな?

スピーカケーブル:EXC-SP490SQT (Sound Quality I)
今まで使っていたケーブルが今回の部屋では足りなかったため新規購入。
電気抵抗を極力減らす目的でできるだけ太いやつを選んだだけなのですが、結構有名なケーブルだったんですね。
末端加工は購入時にロイヤルオーディオさんでやってもらいました。
コンセント:SC-2817ULP (クライオ オーディオ テクノロジー)
供給電源を改善しようとすると、オーディオ機器~電源タップ~コンセントまですべてをオーディオ用にしなければ意味がないと考え、ちょっと躊躇したもののコンセント部品まで手を染めてしまいました。もっと突き詰めれば、家のブレーカ、電柱、はたまた、ダム(?)まで拘らなくてはなりませんが、アパート暮らしの私にはここまでが限界です。
電源タップ&ケーブル:PS-1850&PS1760/2.0m (BELDEN)
お店の人に聞いてみると、ホスピタルグレードとは、確実な電源供給と抜け難さを目的として接触面を広くかつ均一にしているもので、オーディオグレードとは、さらに材質まで拘ったものなのだそうです。

現状のオーディオ環境

2007年6月現在のオーディオ機器をまとめるとこのようになります。

  • アンプ:AU-α607XR (SANSUI)
  • スピーカ:CM7 (B&W)
  • CDプレイヤー:CD4000 (marantz)
  • ヘッドフォンアンプ:AT-HA20 (audio-technica)
  • ヘッドフォン: ATH-W5000 (audio-technica)
  • ヘッドフォン:SR-60 (GRAD)

現在未使用で大変申し訳なく思っているのが以下の機器です。

  • スピーカ:DS-100Z (DIATONE)
  • サブウーハー: TST-SW70 (YAMAHA)
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オーディオ環境?2007 (2007-01-03)

B&W CM7を購入

[模様替えした部屋の様子]

冬のボーナスで思い切ってスピーカB&WのCM7を買いました。前まで使っていた借り物のDIATONEが気に入らなかったわけではないのですが、やはり自分のスピーカがほしいと思い、以前からオーディオ雑誌で情報収集していました。

当初考えていたのは同シリーズのCM1でした。どの雑誌を読んでも評価が非常に高く、知人にもCM1は10万で30万の音を出すスピーカだとも言われていたからです。

しかし、実際にお店で音を聴き比べてみて、CM7の方が低音の出が良く全体的に広がりをもった印象を受け、こちらに決めました。そりゃ、価格も倍違うんだから良いに決まってるよっと突っ込まれそうですが...。

早速聴いたアルバム

マーラー交響曲第4番ト長調 / ノリントン指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団

スピーカ購入時お店へ持っていったCDです。視聴するときは普段から良く聴いているものが良いということでこれを持っていきました。

うーむ、お店で聴いたときの方がいい音だったような...。やはり、アンプとプレイヤーも買い替えか。いや、もうちょっと設置環境を検討してみよう。

マーラー交響曲第6番イ短調 悲劇的 / エッシェンバッハ指揮、フィラデルフィア管弦楽団

CDプレイヤーがSACD未対応にも関わらずマーラー演奏の最新録音だと思わず購入してしまったハイブリットCDです。

マーラー第6交響曲は、巨大なハンマーを打楽器として用いていることで有名ですが、CM7購入前までは、意識していないとどこで鳴ったかわからないくらいでしたが、CM7で聴いていたら、「ドガッ!」っと鈍い衝撃音が部屋に鳴り響いて、何事かと超ビビりました...。ただ、やはりこのハンマーは演奏の場における視覚的効果の方が大きいんでしょうね。

FIRST LIVE / 東京銘曲堂

テナー川嶋哲郎、ギター岡安芳明、ベース上村信のドラムレスのユニットで、ジャズスタンダード曲をまじめに丁寧に演奏しようというコンセプトで活動していると以前ライブで仰られていました。このアルバムは、このユニット結成前、かつ、結成のきっかけになったジャズ・クラブTOKYO TUCで行われたライブ録音です。

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オーディオ環境? (2006-08-14)

[私の部屋]

いつも音楽を聞くときに座っている座椅子から撮った写真です。

  • 借り物のSANSUIのアンプ(AU-α607XR)
  • 同じく借り物のDIATONEのスピーカ(DS-100Z)
  • これまた借り物のYAMAHAのウーハー(TST-SW70)
  • 4年前に買った1万ぐらいのSAMSUNGのDVDプレイヤー(型番不明)
  • 貰い物のmarantzのCDプレイヤー(CD4000)
  • 単品だと非常に使いにくいBOSEのMDプレイヤー(MDA-12)
  • アンプ/スピーカがなかったころに買ったaudio-technicaのヘッドフォンアンプ(AT-HA20)
  • 撮影したときに着けてので写っていないが、唯一の高い買い物、 audio-technicaのヘッドフォン(ATH-W5000)
  • もうひとつこれも真っ暗で写っていないが、GRADのヘッドフォン(SR-60)

ちなみに手前に積まれているのは、最近買ってCDラックから溢れているCD達です。 一番上に乗っているCDは

  • MARK WHITFILED and the groove masters
  • マーラー交響曲第5番嬰ハ短調 ボストン交響楽団 小澤征爾
  • マーラー交響曲第1番ニ長調 ロイヤル・コルセルトヘボウ管弦楽団 リッカルド・シャイー
  • Grover Washington, Jr. PrimeCuts (借り物)

これらの解説(っていうか感想)は後ほど...。

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