とにかくカッコいい! - ジャズヴォーカリスト安富祖貴子 (2007-03-11)
久々にジャズ系アルバムを買いました。大好きな岡安芳明さんが参加しているということで以前から気になっていた、安富祖貴子(アフソ タカコ)さんのセカンドアルバムです。
しばらくジャズから離れていたら、こんなカッコいい人が出ていたとは。ここ最近マーラー交響曲にどっぷりでしたが、またジャズ漬け生活に戻るかもしれません。
マブイのうた / 安富祖貴子
声だけ聴いているとエラ・フィッツジェラルドのような貫禄さえ窺えます。特に大好きな演奏は4曲目の「Mack The Knife」です。自然と身体が動きます。思わず自分が過去聞いていた「Mack The Knife」といろいろ聞き比べてしまいました。
ただ、8曲目の「My Way」はジプシー・キングスの迫力には叶わないなぁ(笑)、とか思ってしまいました。勝ち負けとか比較するようなものでは無いとは判ってはいるのですが...。
- 参加アーティスト
- 安富祖貴子, 小山太郎, 岡安芳明, 川嶋哲郎, 太田剣, 金子雄太, 井上陽介, 大隅寿男, 安井さち子
- トラック
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- Mercy, Mercy, Mercy
- Feeling Good
- What Are You Doing The Rest Of Your Life
- Mack The Knife
- Besame Mucho
- Ain't No Sunshine
- A Lover's Concerto
- My Way
- Song For My Father
- Don't Explain
- Saving All My Love For You
- Black Is The Color Of My True Love's Hair
その他の「Mack The Knife」
このアルバムを聴いて自分のジャズスピリッツ(?)が甦り、他のジャズボーカルアルバムをいろいろ聴き直しました。その中から特に気に入った「マック・ザ・ナイフ」が入ったアルバムを紹介します。
エラ・イン・ベルリン
- 定番中の定番でしょう。エラをはじめて聴いたのがこのアルバムです。私にとってジャズボーカル=エラなんです。
Your Songs / 綾戸智絵
- 前述の「エラ・イン・ベルリン」がエラ初体験に対して、「マック・ザ・ナイフ」初体験はこのアルバムです。
- 日本人離れした表現力という点ではやはり綾戸智絵さんも外せません。
オーディオ環境?2007 (2007-01-03)
B&W CM7を購入
冬のボーナスで思い切ってスピーカB&WのCM7を買いました。前まで使っていた借り物のDIATONEが気に入らなかったわけではないのですが、やはり自分のスピーカがほしいと思い、以前からオーディオ雑誌で情報収集していました。
当初考えていたのは同シリーズのCM1でした。どの雑誌を読んでも評価が非常に高く、知人にもCM1は10万で30万の音を出すスピーカだ
とも言われていたからです。
しかし、実際にお店で音を聴き比べてみて、CM7の方が低音の出が良く全体的に広がりをもった印象を受け、こちらに決めました。そりゃ、価格も倍違うんだから良いに決まってるよっと突っ込まれそうですが...。
早速聴いたアルバム
マーラー交響曲第4番ト長調 / ノリントン指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団
スピーカ購入時お店へ持っていったCDです。視聴するときは普段から良く聴いているものが良いということでこれを持っていきました。
うーむ、お店で聴いたときの方がいい音だったような...。やはり、アンプとプレイヤーも買い替えか。いや、もうちょっと設置環境を検討してみよう。
マーラー交響曲第6番イ短調 悲劇的 / エッシェンバッハ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
CDプレイヤーがSACD未対応にも関わらずマーラー演奏の最新録音だと思わず購入してしまったハイブリットCDです。
マーラー第6交響曲は、巨大なハンマーを打楽器として用いていることで有名ですが、CM7購入前までは、意識していないとどこで鳴ったかわからないくらいでしたが、CM7で聴いていたら、「ドガッ!」っと鈍い衝撃音が部屋に鳴り響いて、何事かと超ビビりました...。ただ、やはりこのハンマーは演奏の場における視覚的効果の方が大きいんでしょうね。
FIRST LIVE / 東京銘曲堂
テナー川嶋哲郎、ギター岡安芳明、ベース上村信のドラムレスのユニットで、ジャズスタンダード曲をまじめに丁寧に演奏しようというコンセプトで活動している
と以前ライブで仰られていました。このアルバムは、このユニット結成前、かつ、結成のきっかけになったジャズ・クラブTOKYO TUCで行われたライブ録音です。
憧れのJazz Guitarist 岡安芳明さん (2005-05-01)
Jazzと聞いてイメージするものは人によって違うと思います。それは静かでお洒落なバーの片隅で演奏するピアノトリオであったり、ステージ上総勢30人近くで演奏するビックバンドであったり、あるいは、4、5人のホーンプレイヤーが激しいビ・バップを演奏する様子だったり。
岡安芳明さんは、私にとってのJazzそのものなんです。
最近、アルバムGENTLE MOODSをネットオークションで手に入れました。これで岡安さんの出されたアルバムすべて揃えることが出来ました。ここ数週間、会社の行き帰りは岡安ワールドにどっぷりです。
HOT HOUSE
一番よく聴いているアルバムです。私にとって岡安芳明さんの代名詞的アルバムです。岡安さんは世界一美しい音色を奏でるギタリストだと、このアルバムを聴く度に思います。
ギター/ベースのデュオが中心で、これは高田馬場にあるJazz Live Spot HOT HOUSEというお店でよく演奏される編成だそうで、録音もこのお店の雰囲気を意識した響きになっているとのことです。
「とのことです。」というのは、私自身一度もこのお店HOT HOUSEへ行ったことがありません。ずっと憧れているのですが、学生の頃はお金がなく、社会人になった今は時間が取れないというのが言い訳(?)です。
なぜ行けないのでしょう...。別に怖いイメージは無いのですが、自分にとってある種の勇気が足りないようです。 CDばかり聴いている私がイメージしている岡安さんのサウンドが実際にはぜんぜん違うのでは?お店には常連さんばかりで、その方たちはきっと親切に振舞ってくれるのだろうけど、逆に私の方が緊張してしまってせっかくの生演奏が上の空になってしまうのでは?など余計なことばかり考えてしまうのでしょうか。
GENTLE MOODS
岡安さんの演奏を耳にした最初のアルバムです。
大学へ入学してからジャズに対して強い憧れを持っていました。しかし、当時持っていた楽器はKillerだったり、弾くフレーズはハーモニックマイナースケールを行ったり来たりする早弾きフレーズ。そんなことから、周りからはロック大好き人間と見られていたようです。「先輩、ジャズギターのお勧めCDないっすか?」と尋ねても、自分のイメージと合うものはなかなか紹介してもらえませんでした。
そして、先輩の持っているCDの中から適当に選んで「これ、借りていいですか?」と借りた中のひとつがこの岡安さんのGENTLE MOODSです。衝撃を受けたというより、安堵感に満ち溢れたという感じです。「これこそ、俺が求めていたジャズだ」と思いました。
今は大好きな「WES MONTGOMERY/Incredible Jazz Guitar」も当時は理解できませんでした。ジャズに憧れてはいても何しろロック少年だったので。WES MONTGOMERYについては、当時無理して好きになろうとしていたようにさえ思います。もちろん今では大好きなギタリストですが。
ちなみに先輩に薦められ初めてジャズを聴こうと買ったアルバムはジャコ・パストリアス/ハイラム・ブロック/デニス・チェンバースのトリオでのライブアルバムでした。もちろん衝撃的な演奏ではありましたが、でも...、ちょっと違う...。