生LIV! - AKANE LIV 出演 "CHESS in concert" 観劇 (2012-02-05)
去る2012年1月28日、"CHESS in concert" 日本公演を観劇してきました。目的は LIV MOON のボーカリスト、AKANE LIV さんの生の声を聴くことです。昨年のライブ "LIV MOON Club Show 2011" も、ミュージカル "MITSUKO" も見逃してしまったため、やっと生LIV (?) に逢える!とその日が来るのをずっと心待ちにしていました。
会場の青山劇場に入ると、ロビーには "ファン一同" と書かれた AKANE LIV さん宛てのデカい花が置いてあり、え!何これ?おれ知らねぇよ! と、AKANE ファンを自負している自分にとってはばつが悪い思いでした。いったいみんなどうやってコンタクトを取り合って、花を贈ったのでしょうか。。
AKANE さんは、第二幕の途中から登場するアナトリーの妻スヴェトラーナ役でしたが、第一幕でもコーラスとして出演していて、他の出演者と同様ほとんど出ずっぱりの状態でした。"芸能人オーラ" という言葉がありますが、コーラスの中にいるAKANEさんはひときわ異彩を放った存在に見えました。写真や ライブ DVD を観て綺麗な人だなとは思っていましたが、今回の生 LIV 体験でもうゾッコンです。1階A列3番という前の方の席で観劇していたこともあって、こちらに顔が向けられただけで、あ!今おれと目が合ったかも!? などと一人ドキドキ勝手に喜んでました(笑)。
さて同公演についてですが、とても人間が歌うメロディとは思えない!
という前評判通り、どのナンバーも歌い手にとっては難しいらしく、歌詞がよく聞き取れない所もいくつかありました。それでも安蘭けいさん、石井一孝さんの二人のくっきりしたよく通る声にただただ圧倒され、やっぱり名の通った舞台俳優なんだなぁ、と思い知らされました。ロンドン公演の DVD を観て予習していたのですが、Idina Menzel、Josh Grobanよりこの二人の方が断然かっこよかったです。ただ、ロンドン公演の DVD に対してずいぶんたくさんのナンバーが、というかシーンが、カットされていてちょっと寂しかったです。AKANE さんが唯一ソロで歌うと思っていた曲も別の輩に歌われちゃうし。。いや、、中川晃教君の One Night In Bangkok もかっこよかったです。
お気に入りCD (2011-09-24)
写真の積み上げられているCDはここ1、2年に買ったものです。CDラックは3つもあるのですがそこはもういっぱいで、新しく買ったCDはこのようにオーディオラックの上に置くしかないのです。どれもこれもお気に入りなのですが、たまたまジャケット写真が映っている3枚についてだけ紹介します。
- Some Lessons Learned / Kristin Chenoweth
- GOLDEN MOON / LIV MOON
- nine / THE NEW BROADWAY CAST RECORDING
Some Lessons Learned / Kristin Chenoweth
ニューヨークでは「超」の付く有名人という Kristin Chenoweth の最新アルバム。自分が知る限り本人名義のCDとしてはこれが4枚目のはず。今回はカントリーミュージック集?なんでしょうか。スライドギターやアコースティック系の小編成バンドでの演奏が中心で、ストリングの入ったクラシック寄りの曲はなく、Kristin は終始ナチュラル・ヴォイスで歌い上げています。この声も大好きなんですが、やはりオペラっぽいソプラノ・ヴォイスも聴きたかったです。
Kristin Chenoweth を知らない人にお勧めするCDは、以前に紹介した、"As I Am" ですね。買ったときは普通のポップスアルバムでつまんないと思っていたのですが、他のアルバムと比べて自然と Kristin のいろんな声に酔いしれるアルバムだと思うようになりました。
人気海外ドラマ "glee" にも2回ゲスト出演していて、当然 Kristin ファンの自分はこのDVDボックスも買いました。"glee シーズン2" には Kristin の出演は無いのですが、シーズン3でまたゲスト出演しているそうです。うーむ、、Kristin 目的の自分としてはシーズン2も買うか悩ましいところです。それと、今までもYouTubeの動画で Kristin を観ていたのですが、このDVDで初めてはっきりした映像で Kristin を観ることができました。っで、思っていたより歳いってる人なんだということがわかり複雑な心境になりました。。
GOLDEN MOON / LIV MOON
今自分の中で一番熱いヴォーカリスト AKANE LIV さん。この人の声は聴けば聴くほど惹きつけられます。シンフォニック・メタル・プロジェクト LIV MOON の第2段として発表されたこのアルバムは、前作 "DOUBLE MOON" と比べて、よりHR/HMらしさが現れていると思います。これがファンが望んでいた方向じゃないでしょうか。
このアルバムを聴くと、前作はとにかくいろんなことを試してみようということだったのかな?と思います。前作1曲目 HISUI~Nephrite のサビで聴く、あの喉を締め付けて無理矢理発声したようなキンキンした声は評判が悪かったのか、今回のアルバムでは一切ありません。私もあの声は嫌いでした。。
それとギター。HR/HMサウンドの中心はやはりギターだと思います。むしろシンセサイザの音は味付け程度の方が好ましい。っと勝手に決め付けていますが、、このアルバム "GOLDEN MOON" はギターがちゃんと存在感を示していて、これがメタル色の強いサウンドと印象付けていると思います。インギー世代の自分としてはギターソロももっと長く聴かせてほしいとさえ思っています。
年内(2011年)に LIV MOON のサードアルバムが発売予定でその時期にライブもやるだろうし、そして来年2012年1月末からはコンサート版CHESSにAKANEさんが出演するとのことで、今からすごく楽しみにしてます。そうだ。ミュージカル "CHESS" も予習しなくちゃ!
nine / THE NEW BROADWAY CAST RECORDING
ミュージカル映画 "NINE" にすっかりハマり、映画版ではカットされているだろう他の曲も聴きたくなり、このブロードウェイ再演版キャストレコーディングのCDを買いました。主役グイド・コンティーニ役はアントニオ・バンデラス。この人はもうハリウッド映画スターとは呼ばれなくなったのでしょうか。映画 "EVITA" 出演以来ブロードウェイの舞台俳優として活躍することが多くなったようです。
聴きたかった映画版ではカットされた曲ですが、主人公グイド・コンティーニのナンバーがたくさんありました。Only With You、The Bells of St. Sebastian はうっとりするようなメロディで、この2曲だけでもこのCDを買う価値があったと思います。
マエストロとまで呼ばれるようになった映画監督のスランプを描いたこの作品。ひたすら落ちて落ちて最後までパッとしないまま終わってしまうストーリは、"つまらない" と特に映画版の批評に多く見受けられましたが、僕は主人公グイドに共感してしまいます。もし自分が巨匠・マエストロとまで呼ばれる存在になったら、きっと同じような状態になるだろうなぁ、と思います。グイド・コンティーニは絶対、B型だ!(笑)
艶やか!シンフォニックメタルバンド LIV MOON の音楽CD (2011-08-06)
YouTubeでたまたま見つけたこの映像を観て、変わった音楽だなと冷やかし半分で買ったファーストアルバム "DOUBLE MOON"。シンセサイザ バリバリの、こってりしたサウンドは元々好きじゃないのですが、不思議な響きとAKANE さんの艶やかな美声、聴いているうちにハマっていき、気づけば AKANE LIV Official Fan Club 会員です (笑)。
ミュージカル出身の AKANE LIV さんにとって初ステージだった、この『LOUD PARK 09』について みなさんの楽器の大音量に対して、私も普通に(負けない大きな声で)歌っちゃってたんですよ。
とのちのインタビューで語っています。要望すればモニタの音量バランスも調整してくれることなんて知らなかったそうです。顔は笑顔でも相当キツかったようですね。
Table of Contents
- DOUBLE MOON (2009年)
- GOLDEN MOON (2011年)
- Symphonic Moon (2012年)
- THE END OF THE BEGINNING (2012年)
- COVERS~Scream As A Woman~ (2010年)
音楽 CD
DOUBLE MOON (2009年)
シンフォニックメタルのスタンダードナンバー オペラ座の怪人 や代表曲 ESCAPE の入った、記念すべきファーストアルバム。A Wish や オトナキサケビ など、AKANE さんのソプラノヴォイスを全面に押し出したナンバーが多く、最も高級感あるアルバムだと思います。
個人的には、ESCAPE と並んで独特の雰囲気を醸し出している WILD CAREATURES も大好きです。今後のライブでも演奏してほしい一曲です。ライブDVD "GOLDEN MOON" でこれに日本語の歌詞を付けた ECHO ~蒼空の余響~ が演奏されてます。この日本語歌詞版は、元々シングル オペラ座の怪人 のカップリング曲として入っていたようです。
GOLDEN MOON (2011年)
メンバーを大幅変更して発表されたこのセカンドアルバムは、それ以後と比較しても最もメタル色の強いアルバムです。ベルリオーズを引用したオープニングナンバー 死の舞踏~ディエス イレ~ は、"こういうのをシンフォニックメタルって呼ぶのか!" と、説得力があり衝撃的でした。またスピード感溢れる Black Ruby では、初めて AKANE さんが地声を披露してくれました。
それとギター。HR/HMサウンドの中心はやはりギターだと思います。むしろシンセサイザの音は味付け程度の方が好ましい。っと勝手に決め付けていますが、、このアルバムはギターがちゃんと存在感を示していて、これがメタル色の強いサウンドと印象付けていると思います。インギー世代の自分としてはギターソロももっと聴かせてほしいとさえ思います。
このアルバム、2010年のライブ映像DVD付きの初回限定盤も存在するのですが、いまでは入手困難、というか、プレミアついて値上がりしてる。。買い直すか本気で迷ってます。
Symphonic Moon (2012年)
"天使と悪魔" がコンセプトのサードアルバム。高音ヴォイスの White LIV、低音ヴォイスの Black LIV 、ジャケット写真やプロモーション映像でも二人の AKANE LIV を観ることができます。
前作で聴かせてくれた AKANE さんのナチュラルヴォイスは本作ではより自然な形で聴くことができます。いままで声を切り替えていたんですけど、今回は意識しないようにしたんです。
と雑誌インタビューでも語っていました。零の天使 の冒頭で聴けるド迫力の低音ヴォイスは、"そうか、この人宝塚では男役だったんだ" と思い出しました。
曲作りでも大きな変化がありました。メタル業界ではない KAZSIN の楽曲提供です。Kiss me Kill me は、新しい LIV MOON の代表曲となり、私のこのバンドへの想いも一気に高まりました。そういえばファンクラブ発足もこの時期でしたね。
THE END OF THE BEGINNING (2012年)
北欧神話がコンセプトのこのアルバムは、ストリングスだけでなくティンパニやホーンも聴こえ、これまで以上にシンフォニーを意識したサウンドになっています。曲調は前作 "Symphonic Moon" から引き継いでいるといった印象でさらにキャッチーなものが多くなりました。またキー・マルセロ(ex.EUROPE)、キコ・ルーレイロ(ANGRA)がゲスト参加、楽曲提供しているのも特筆です。
タイトルナンバー THE END OF THE BEGINNING は新境地? へんちくりんな展開がハマります (笑)。ぬぼっとした巨人たちへ、道化(悪戯好きの神、"ロキ" だそうです)が "大変だ!大変だ!世界が消える!" と声を上げ、小人たちがせせら笑う。聴いている側はどう捉えたらいいのやら、最初は戸惑いました。
どんなストーリーの曲だとかどんな順番でとか、全部彼女(AKANE LIV)が最初から決めてたんですよ。
とキーボード兼バンドマスターの西脇さんがファンクラブイベントで語っていました。AKANE LIV さんは、与えられた曲を歌うだけのお飾りの歌手ではなく、フロントに立って LIV MOON を引っ張っているクリエイターなのだと、失礼ながらこのとき初めて知りました。ますます彼女の虜です。
COVERS~Scream As A Woman~ (2010年)
ファーストアルバム "DOUBLE MOON" の後に発表された、ケイト・ブッシュやマドンナ、クィーン、etc., の代表曲7曲をメタルアレンジしたカバーアルバムCDです。加えて5曲のプロモーションビデオと2曲のライブ映像のDVDも付いています。
Child In Time (ディープ・パープル)や The Show Must Go On (クィーン)は、AKANE さんのソプラノヴォイスによって原曲とは一味違った印象を与えてくれます。特に、Child In Time は現メンバーでもう一度演奏してほしい!とオフィシャルサイトのBBS で書き込みしたことがあります(汗)。
宝物はむしろDVDの方です。ライブ映像 HISUI ~Nephrite で魅せる、真紅のドレスを身にまとった AKANE さんは超綺麗。。ってそれだけか。。女性は髪型や衣装でずいぶん印象変わるんだなぁ、とか考えてしまいました。
お嬢メタル?キャバクラメタル? - Aldious (2010-11-07)
近くのCDショップで "お嬢メタル" というキャッチコピーでガールズ・メタル特集のコーナーが設置され、一番目立つところにこのアルディアスというバンドのアルバムが置いてありました。以前から気にはなっていましたが昨日初めて視聴してみて、これはかっこいい!と即購入しました。
何よりもこのビジュアルと、本気モードのメタルサウンドのギャップはインパクト絶大です。
CDのジャケット見ながら、そういえばここ久しくキャバクラなんて行ってないなぁなんてことも思ったりして..。
Aldious / Deep Exceed
終始メロディアスなナンバーで聞き容れやすく、自分的にも久々のハードロック/ヘヴィメタル体感で、 "ドゥクドゥク ドゥクドゥク..." というギターリフ・サウンドにアドレナリン分泌しまくりです(笑)。
ただ劇団四季の音楽ばかり聴いている自分は、やはりボーカルの不明瞭な発音が気になってしまいます。せっかくのメッセージがこれじゃ伝わらないよ~。
さらにダメ出しすると (ごめんなさい! ごめんなさい!)、惜しいところまで着てるんだけど、ツーバスの "トコトコ トコトコ" が安っぽく聞こえる。ツインギターもそうだけど、とくにベースがもっと粒立ちの良いピッキングができればずっと迫力出るように思います。あとスネアの音ももっと図太い方が個人的には好きです。
ガールズHR/HMバンドのパイオニア - SHOW-YA
Aldiousのライブ音源が聞きたいなぁとYouTubeで探してるんですが今のところ見つかってません。代わりに(?)懐かしいSHOW-YAの映像を見つけて一人喜んでたりしてます(笑)。
何を隠そうギターを始めた当時中学生だった自分が、初めて一曲丸ごと完コピできた曲が、SHOW-YAの 私は嵐 なんですね。やっぱりかっこいいです。ガールズバンドなんて生ぬるい表現は使いたくない、SHOW-YAは日本の本格ロックバンドです。
レッズ! - CASINO DRIVE / RED WARRIORS (2010-05-08)
たしか「レッズ」って呼んでましたよね?レッド・ウォーリアーズこと。
ミュージカル "アイーダ" にすっかりヤラれて、このままじゃ俺どうにかなっちまう!っと思いCD屋さんに駆け込んで、このRED WARRIORSの2ndアルバム "CASINO DRIVE" を見つけました。RED'Sはやっぱりガツンっと来る日本のR&Rですね!
新しい職場では社用車にカーナビもついていてCDも聴けます。早速このCDをかけてみたらもう、超ノリノリ。運転嫌いな自分でも苦にならないですね(笑)。もはやこれと "Rent" のCDは外出中の必須アイテムです。
CASINO DRIVE / RED WARRIORS
中学の頃、兄が持ってたLPを勝手に(?) カセットテープへ録音してテープが擦り切れてしまうほど聴いていました。たぶん実家に帰ればそのテープもまだあると思います。
リアにシングルコイル一つだけのストラトキャスターでサムピックを使ってるという、ギター小僧にとっても、小暮武彦さんはアウトスタンディングな存在でした。このリア・シングルがR&Rらしさ満開の気持ちいいサウンドを聴かせてくれます。
Oh Sweet Baby 今すぐにでも やりたいけど まだ少し早いぜOld Fashioned Avenure より
ガキの頃は意味もわからずこんな歌詞の曲聴いてたんですね。あの頃より少しは人生経験も積んだ自分は、これらの曲も新鮮に聴くことができます。Morning After は凄く切なく感じたし、Wine & Roses なんて昔も大好きだったけど、今聴いてもほんといい曲ですね!男から見ても憧れる、かっこいい男って思います。