ミュージカル観劇レポート - アイーダ (2010-05-04)
一昨日、衝動的にチケットを取ったミュージカル "アイーダ"。今日、日帰りで観劇してきました。熱いうちに、しかしタラタラと、感想を記しておきます。
どうなったのだ この俺は あの女に何故惹かれるのだミュージカル "アイーダ", 儚い喜び (ラダメスの台詞)より
どうしちゃったんだろう、この俺が。コテコテの恋愛モノに惹かれるなんて。愛の為にすべてを捨てても悔いはない
なんて気恥ずかしい台詞もある "愛" がテーマのこの作品。帰りの特急電車、約3時間の間、ずっと "愛" の歌が流れつづけていました。
儚い喜び のシーンでアイーダとラダメスがごく自然に心許し惹かれ合い、そして たとえ100回生まれ変わっても、きっと探し出すよ
とラダメスが言うラストシーン。とても切ない愛の物語だけど、この2人はみんなが羨む関係ともいえますよね。
まったく、俺の乙女心を捕えて放さなかったぜ。
初めて観劇したときは、ヌビアの民のために立ち上がる力強いアイーダの印象が大きかったのですが、今日の樋口麻美さんのアイーダは、王女としての重荷を感じながらも、しかしどこにでもいる一人の女性とも観えて、とても近い存在のように思えました。
それに樋口さんの声は凄く魅力的。先日もリンクしたYouTube動画 "稽古場での 儚い喜び のシーン"、このアイーダ役が樋口麻美さんです。今何度も見返しちゃってます。前に "ウィキッド" のエルファバ役でも聴いたはずなんですが、声に関してはまったく記憶にない。。「ちょっと出っ歯だなぁ」って思ったぐらい(笑) ごめんなさい! ただあの時は緑色の顔だったから余計、白い歯が強調されてました。
今日の記念品?
「貰える物は貰っておこう」的な貧乏根性から写真のチャームを頂きました。3月20日から5月5日まで東京スプリングキャンペーンというものがあり、期間中に作品ごとに配布されたカードを2枚以上持っていくと、その作品分のチャームが貰えます。左は4月に観劇した "サウンド・オブ・ミュージック"、右が今日の "アイーダ"、それぞれのロゴの入ったチャームです。ところでチャームってなんだ?(笑)
以前に頂いた、 "コーラスライン" のクリスマスキャンペーンのバッチや、"クレイジー・フォー・ユー" のバレンタインカードもあるんですが、、貰うだけ貰っといて飾りもせず保管してるのがちょっと申し訳ない...。
ミュージカル "アイーダ" - 世界最古のラブストーリー (2010-05-02)
動画サイトYouTubeで見つけた『「劇団四季」裏の裏の裏の...』という、ミュージカル "アイーダ" の舞台裏を取材したTV番組の映像を観ていたら、どうしてももう一回観たくなって..、明後日観に行ってくることにしました。ここまで衝動的な行動は自分でも初めてです(笑)。
東京公演、開幕直後の2009年10月に一度観劇したんですが、なんていうか、対立する国の将軍と王女の禁断の恋!?って "ロミオとジュリエット" 的ラブストーリーも照れ臭いし、エルトン・ジョンの曲もコマーシャル的で元々好きじゃないし..、良かったけど一回観ればいいや、って思ってました。
冒頭に記した動画を観ると、どんな作品でも常にそうなんだとは思いますが、毎回毎回の舞台が俳優・スタッフにとって真剣勝負なんだと判りましたし、この動画を観た後からはずっと ローブのダンス のシーンのアイ~ダ、アイ~ダ...
の声が頭の中で鳴り続けて..、四季のCDを聴き出したらもう、どんどんミュージカル "アイーダ" の世界に引き込まれて行きました。
- YouTube動画 "劇団四季 :: アイーダ :: 稽古場より" - 稽古場の映像。CM用の映像より臨場感があって、俳優さんの迫力が伝わってきます。
- YouTube動画 "アイーダの魅力"
- こちらもTV番組の特集。
女性に大人気!
って..、いいじゃん男が好きになったって!
ELTON JOHN&TIM RICE’S アイーダ(劇団四季)
初めてこのミュージカルを観劇したときもアイーダ役はCDと同じ濱田めぐみさんでした。席は前から3列目で、そこからだとスピーカからよりも役者さんたちの地声の方がよく聞こえます。中でも濱田さんは別格でした。濱田さんが言葉を発した途端ゾクっとしたし、第一幕のラストナンバー 神が愛するヌビア では鳥肌立ちっぱなしでした。他の人とは、声の響き方というか共鳴の仕方が全然違う!
こればかりはCDだけ聴いていても絶対判りません。やはり舞台俳優の実力は劇場でしか体感できないと思いました。でも逆に、一度観劇すればこのCDを聴いただけであの感動が甦ってきます。今日なんて何度通しで聴いてることか(笑)。
祝 "RENT" 公演日程決定! (2010-04-30)
待ちに待ったミュージカル "RENT" の公演日程、出演者、チケット発売日が発表されました(⇒シアタークリエ「RENT」)。
嬉しいことにジョアンヌ役はまたFried PrideのShihoさん。2008年の "RENT" 公演終了後のインタビューで、 久しぶりにフライド・プライドのステージでマイクを握った時、自分の出したい声で、好きな歌を歌えることが素直に嬉しかった。
ということも言っていて、もうミュージカル出演は無いのかなぁと思っていたので余計嬉しいです。
そしてもう一つ嬉しいことが!
東京のほか関西、富山、松本などでも公演を予定しております。
詳細は決まり次第、ご案内いたします。(http://www.tohostage.com/rent/)
なんと、ここ松本にも来てくれる!
4月に入り、仕事上の契約等々から自分は少なくともあと2年は東京に戻れないとヘコんでたとこだったのでこれまた嬉しい限りです!
"RENT" 関連記事
- レント オリジナル・ジャパニーズ・キャスト・レコーディング (2009-05-10)
- ミュージカルRENT 日本公演の映像 (2009-04-25)
- no day but today - ミュージカル『RENT』 (2009-03-15)
Love Never Dies - オペラ座の怪人2 (2010-04-03)
大ヒットミュージカル "オペラ座の怪人" の続編が2010年3月からロンドンで開幕しました。10年後、クリスティーヌと怪人がアメリカ コニー・アイランドで再び出会う、という物語だそうです。自分は先日たまたまCD屋さんへ行ったら、あ、こんなの出たんだ、とその存在を知りました。
オペラ座の怪人2~ラヴ・ネヴァー・ダイズ
手に取ったCDをじっくり見ていくと、帯のコメントに次のように書いてあります。
※アーティストの意向によりオリジナル英語歌詞の日本語対訳は掲載してございません。あらかじめご了承ください。
ええぇ...、それじゃわかんないじゃん。。アンドリュー・ロイド・ウェバーによる解説の対訳はありますが、全体のあらすじも掲載されていません。しかたなく英語の歌詞を眺めながら一通り聴いてみてやっとあらすじらしいものはわかりました。でも、間違ってそう(笑)。
歌詞がわからないからだとは思いますが、音楽的には前作ほど強烈なインパクトはありませんでした。ただ、ところどころに "オペラ座の怪人" を連想させられるモチーフが散りばめられていて、前作のいろんなシーンが脳裏を過ぎります。前作オープニングのあの、衝撃的なパイプオルガンのモチーフは今回あえて使わないようにしたようです。
この国内版ディスクには、ボーナストラックとして、平原綾香さんが歌う代表曲 Love Never Dies (日本語バージョン)が収録されています。これが入っていなかったら買ってなかったかも。
気になるミュージカル女優 - Natascia Diaz (2010-03-20)
ドキュメンタリー映画 "ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢" で、キャシー役の最終選考まで残った、Natascia Diaz (ナターシャ・ディアス)。映画の中でも一人異彩を放っているというか、妖艶な雰囲気がすごく魅力的な人です。
有名な人だと思うんですが、オフィシャルウェブサイトもなければCDも映画出演もない。どうやら日本ではこういった動画サイトの映像でしかこの人の歌やダンスを見聞きできないようです。
- YouTube動画:A Boy Like That / I Have a Love (ミュージカル "WEST SIDE STORY" より)
アニタ役。ものすごい険相で迫真の演技 - YouTube動画:Seth's Broadway 101 - Pt. 4
ミュージカル "エヴィータ" のワンシーンを再現して、衣装早替えのネタバラシ!?
上述の映画DVD、ブックレットに掲載されているナターシャのプロフィールです。
スイス出身。1993年、オフ・ブロードウェイの「星の王子さま」に出演。 2008年、ヴァージニア州のシグネチャー・シアターで「蜘蛛女のキス」に出演。
"蜘蛛女のキス" ってどんなストーリーか知らないけど、 蜘蛛女
ってハマリ役かも!なんて勝手な想像してます(笑)。他にもネット上の情報を拾い集めると、過去に "WEST SIDE STORY" の日本公演で来日もしてるみたいですね。また、来てくれることを切望しています..。