LOKIN' FOR... / SPLASH I (2010-03-14)
中学1年のときに買った "SPLASH" というグループのCDを紹介します。
小中学生の頃、レコードやCDって自分にはすごく高価なもので、少ないお小遣いを、貯めて貯めてやっと買えたって感じでした。だから、いざレジへ手にしたCDを持っていくときなんか、それこそ、清水の舞台から飛び降りるつもり
の覚悟が必要だったし、買った後は妙な安堵感と、まるで何かを成し遂げたかのような満足感がありました。
このCDは、そんな思い入れのある大切な一枚なんです。
LOKIN' FOR... / SPLASH I
"ズキュ~ン!" と鳴らすハードロック/ヘヴィメタル系のギターサウンドと純粋で綺麗な声の女性ヴォーカル、このギャップが印象的です。素直な歌い方、というと語弊があるかもしれませんが、ヴォーカルの泉本教子さんの歌声は、今聴いてもすごく惹きつけられます。
一方のギターは、楽曲の中間だけでなく最後にも、これでもかといわんばかりに弾きまくってくれます。しかもそのギターソロ時間はやたら長い(笑)。ギター好きには堪りません。当時の自分はちょうどロックギターに憧れ始めていた頃だったので、将来こんなバンドできたらいいなぁ、なんて想いながら聴いていました。
このアルバムは、アルフィーの高見沢俊彦さんがプロデュースしていて、楽曲の提供も4曲しています。ただ、これらの曲、自分は好みじゃないっす..。良くも悪くも「アルフィーだなぁ」って思っちゃいます。
このCDを買うきっかけは、小学校6年生のときに観た、映画 "孔雀王" のサウンドトラックです。映画では、4曲目 WAITING FOR YOUR LOVE が使われています。確か安田成美さんとユン・ピョウがディスコで踊るシーンでした。よく覚えてるなぁ、オレ(笑)。あ、そういえば、アシュラ役のグロリア・イプって子、かわいかったなぁ..(笑)。当時12歳の自分にとって憧れの綺麗なお姉さんって印象でした。映画館で買ったプロマイド、どこか行っちゃいましたね...。
ブロードウェイ・ミュージカルの王道 - コーラスライン (2009-12-29)
「有名だし一回は観ておくか」程度の気持ちで観に行った "コーラスライン"。それから1ヶ月過ぎて、もう一度観たい衝動に駆られ先週2回目の観劇、そしてあさってが3回目です(笑)。
オープニングから激しいダンスに圧倒され、終始ノリノリの音楽とかっこいいダンスで、終わった後は "ああ 楽しかった!" という幸せな気持ちでいっぱいになります。ブロードウェイ・ミュージカルらしい、っていうか、これこそミュージカル!って勝手に思っています。
[DVD] ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢
ニューヨーク ブロードウェイでの再演版 "コーラスライン" のオーディションを記録したドキュメンタリです。
自分はこのミュージカルをまだ観たことがないときに買ったんですが、そのときはやっぱりショウビジネスの世界はすごいなぁとしか思いませんでした。もちろんそれはそれで間違いではありませんが、この作品そのものを知ればもっと楽しめる映像作品です。
オープニングはストーリーと同じ、大勢の受験者によるダンス、ダンス、また、ダンス。そして番号が読み上げられ、今呼ばれなかった人、おつかれさん
と、ミュージカル "コーラスライン" そのもの。作品とオーバーラップするところが多くより緊張感が伝わってきます。
それとクリスティン役を得たクリッシー・ホワイトヘッドの天然ぶりが超かわいい。路上で歩きながらのインタビューでも落ち着きが無く何回もカメラとぶつかって Oops! sorry. he he he..
と、おてんばぶりも本当にクリスティンそのもの、クリスティン役に選ばれたのは当然だなぁと和ませてくれます。
横浜 キャノンキャッツシアター (2009-11-14)
いよいよ横浜でミュージカル"CATS"の公演が始まりました。
遠くから見ると更地の中にポツンとこのシアターだけがあるっていう感じで、ちょっと寂しいかなぁと思いました。これからいろんな建物ができて新しい横浜の名所になるんでしょうね。
"CATS" のエンディングはいつも、出演者たちが握手しに客席の方へ廻って来てくれます。グリドルボーンちゃん (正確にはグリドルボーンのしっぽを着けたつけたジェリーローラム)、俺の方へ来てくれないかなぁっと思ってたんですが、ぜんぜん違う方へ走って行ってしまいました。あ~ぁっと思っていると自分の前にそっと手が。 おっこれはっ!っと見上げると、そこには満面の笑みを浮かべたおっさん、マンカストラップ。 べ, 別にいいよ...。渋々、しかし笑顔で、握手させていただきました。
2009年10月10日(土)夜の部の出演者一覧 - レ・ミゼラブル東京公演 (2009-10-17)
帝国劇場ロビーにある「本日の出演者」の写真です。ピンぼけもしてて見づらいので、自分のメモの意味も含めて書き出しました。劇団四季の劇場では、ロビーの「本日の出演者」のところにプリントされた紙が置いてあるんですが、帝劇ではないんですね。
ジャン バルジャン | 今井 清隆 | ジャベール | 岡 幸二郎 |
エポニーヌ | 坂本 真綾 | ファンティーヌ | 今井麻緒子 |
コゼット | 菊地 美香 | マリウス | 山崎育三郎 |
ティナルディエ | 駒田 一 | ティナルディエの妻 | 田中 利花 |
アンジェルラス | 原田 優一 | リトルコゼット | 古口 貴子 |
リトルエポニーヌ | 田中 愛生 | ガブローシュ | 田川 颯眞 |
グランテール | 松村 曜生 | クールフェラック | 清水 裕明 |
コンブフェール | 近藤 大輔 | フイイ | 石井 一彰 |
司教・レーグル | 港 幸樹 | バベ | 丹宗 立峰 |
ブリジョン | 佐嶋 宣美 | プルベール | 野島 直人 |
モンパルナス | 田中 祐悟 | クラクスー | 五大 輝一 |
買入れ屋 | 荒井小夜子 | マテロット | 折井 里子 |
ファクトリーガール | 浅野実奈子 | ジベロット | 歌納 有里 |
マダム | 児玉奈々子 | 少年1 | 穂積由香 |
少年2 | 里奈 | かつら屋 | 亜久里夏代 |
指揮 | 塩田 明弘 |
ふうぅ・・、役者さんの名前って独特な漢字使ってて大変ですね...。
レミゼ! (2009-09-21)
レミゼ。ミュージカル "レ・ミゼラブル" のことです。「レ・ミッズ」と呼ぶ人もいますが、日本の庶民の(?)ファンは「レミゼ」って呼んでるみたいです。
自分よりずっと前からミュージカル・ファンだった友人から おすすめは絶対、レミゼ!レミゼだよ!レミゼってレ・ミゼラブルのことね!
と強く勧められていました。確かに有名だけど、今さら?っていう感じもあるし、他のとなんとなく雰囲気が違うし...。その友人の言葉から半年後、やっとCDを聴いてみました。
そして今、どっぷりハマっています(笑)。
レ・ミゼラブル (赤)
&
レ・ミゼラブル (青)
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日本公演 ライブ盤
1994年の日本公演のライブ録音。出演者の違う2種類のアルバムが発売されています。
(赤)とか (青) というのはCDの帯の色。(赤) が鹿賀丈史さん主演でこっちの方が人気があるみたいです。自分的には鹿賀丈史さんのヴァルジャンってくどくて疲れます...。今井清隆さんのジャヴェール、凛々しく豊かな声が聴ける (青) の方を好んでよく聴いています。
エポニーヌ役はどちらも島田歌穂さんです。群を抜いて印象的です。まさにレミゼの顔ですね!何を今さらって感じだけど...。
Les Miserables / Original London Cast
本家ロンドンのオリジナルキャスト版です。
マリウス役マイケル・ボールの Empty Chairs at Empty Tables が個人的に大ヒットしてます。この人の歌声は本当に魅力的ですよね! 島田歌穂さんと同様、このロンドン・キャスト版ではマイケル・ボールが歌い出すと不思議と聴き入ってしまいます。
また、代表曲、One Day More がすごく感動的です。スタジオ収録で音量バランスに気を使っているからか、一人ひとりの声が聞き取りやすいです。それぞれの思いがこの一曲の中で同時に展開される瞬間は、何度聴いても鳥肌ものです。日本人キャスト版を最初から第一部までを聴いてからこのCDの One Day More をもう一度聴くのが最近の聴き方になっています。
Les Miserables: 10th Anniversary Concert (1995) [DVD] [Import]
ロンドンでの10周年記念コンサートの映像です。オーケストラもステージ上に配置され、座っている出演者は自分の出番がきたときだけ前へ進み出る、という形式のコンサートです。
最近は、このDVD映像も何度も観返しているので、「おい、コゼット! そんなガボガボ水飲むな! おしっこしたくなるぞ」とか後ろに座ってる人にまで目が行くようになりました...。それにしてもこの子役コゼット、自分の母親が神に召されるというのに、なに水なんか飲んでんだ!
レ・ミゼラブル 全4冊 (岩波文庫)
ヴィクトル・ユーゴー著の原作、全訳版の単行本です。
勢いで購入したものの、正直この本、僕にはきついです...。まず、漢字の送り仮名や文末の言い回しなど、訳した日本語が古くて読みづらい。それに慣れてくると、今度はヨーロッパ人の文化や思想、それに宗教観の理解という壁にぶつかります。
買ったのが7月でミュージカル観劇が10月、3ヶ月あれば読み終わるだろうと思ってたけど、今(9月)絶対無理だと思ってます...。だってまだ1巻(笑)、もうすぐ馬車が暴走するのかな?ってところです。
それでもやはり、原作を読むとこのミュージカルの理解が深まるだろうと思っています。ファンティーヌは自分の髪を売ったどころではないんですね。哀れとかそんな軽い言葉では言い表せないほどのエグイ経験をしている人なのだとわかりました。来月の観劇には間に合わないだろうけど、頑張って読み切ります。