ミュージカルRENT 日本公演の映像 (2009-04-25)
日本公演のカーテンコール?の映像です。RENT関連の動画を見て廻っていてたまたま見つけ、超感動したので紹介します。
今年8月に見に行く、赤坂ACTシアターでの"RENT The Broadway Tour"もこんなに盛り上がるかなぁ。今から楽しみです。
no day but today - ミュージカル『RENT』 (2009-03-15)
元々はFRIED PRIDEのShihoさんがミュージカル初出演すると聞きつけ「これは観に行かなければ」と出会ったのがきっかけです。
昨年2008年末にその日本人キャストの『RENT』を観劇し、映画DVDを観てから徐々にハマりだし、ここ最近はほぼ毎日のようにサントラCDやDVDを見聞きしています。「もう一度ステージを観たい!」と思ったころには全公演終了してしまっていて辛いです...。
52万5,600分 1年をあなたはどう計る? ・・・ 愛はどうだろう? 愛で計ろう シーズン・オブ・ラブSeasons of Loveより (YouYube動画へ)
照れ臭くて赤面しちゃうような台詞なのに、美しいメロディーとハーモニーに乗ると、すっと受容れられてしまうから歌って不思議ですね。
拡大解釈かも知れないけど、「52万5,600という瞬間、その瞬間をあなたはどう過ごしていますか?」と言われているような気がして...。毎日をなんとなく過ごしている自分にとっては、本当にきついメッセージです。「なんか今週、長くね?」なんて、おめでたいこと言ってないで(笑)、1日1日を意義のあるものにしないといけませんね。
[Blu-ray] RENT
メインキャストのほとんどがブロードウェイ・オリジナル、ミュージカル映画としてはむしろ珍しいのでは?と思うキャスティングでの映画です。ステージ版のイメージを壊さないというコンセプトもあるようですが、初演当時を知らない自分にとってはオリジナルキャストかどうかはどうでもいいことです。
とはいっても、この映画が素晴らしいことには変わりません。
自分を追い返すロジャーに向かって、There's only us. There's only this...
と訴えるように歌うミミの表情には胸がキュンとなるし、I'll cover youを歌うエンジェルとトム・コリンズの二人も本当に幸せな気分にさせられます。
真冬のニューヨークが舞台で、役者も寒そうで大変だなぁなんて思っていたら、実は白い息のほとんどがCGだと知って...、なんでぇ、心配して損した!とか思っちゃいました(笑)。
[Blu-ray] Rent: Filmed Live on Broadway
ブロードウェイ版RENTの千秋楽LIVE映像です。臨場感たっぷりの映像で、自分もその場にいるかのような興奮が体感できます。明らかにステージ上から撮影したと思われるカメラアングルから、おそらく観客抜きでの撮影も行われたと思われます。
ミミのOut Tonightは超かっこいい! 映画版でのミミ役ロザリオ・ドーソンは影が薄いという批評を読んだことがありますが、確かにこの映像を先に観たら自分もそう思ったかも知れません。観客を前にしてのステージはやはり、"SHOW"なんですね。
2009年3月現在では、輸入版のディスクしかないため日本語字幕はありません。映画ではカットされている音楽もあるので、日本語ブックレットが付いている国内版ブロードウェイオリジナルキャストのサウンドトラックも、自分には必須です(笑)。 現在では、日本語字幕が出る DVD / BD が発売してるみたいです。
強烈!ミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』 (2009-03-15)
なんて趣味の悪いミュージカルなんだ!
側近だったにもかかわらずキリストを裏切ったユダがおまえは誰だ?
と歌うSUPERSTARを聴く度にいつもそう思います。
ただ、一人の人間、イエス・キリストの壮絶な最期というストーリー、また、特に劇団四季ジャポネスクバージョンの斬新な演出で観る異様な光景と音、その強烈な印象は脳裏に焼き付いて離れません。39回の鞭打ちのシーンでは、目を見開いたまま体が硬直して身動きひとつとることもできませんでした。
ミュージカルって楽しいなぁ、と思っていろいろ観て廻っていたけど、この作品を観たときはキツかった(笑)。
[DVD] ジーザス・クライスト=スーパースター
おそらくブロードウェイ版の演出をベースにしてのスタジオ収録DVDなのだと思われます。
狂信者シモンと群衆たちが、マシンガンを手に権力と栄光はあなたのもの!
とキリストを賞賛するなど、表現方法が直接的でわかり易いと思いました。知識ゼロの状態で劇団四季ジャポネスク・バージョンを観て、強烈な印象だけしか残っていなかったので、これを観てやっとストーリー全体を理解できました。
ただ、ヘロデ王登場シーンはちょっと残念です。この作品の中で唯一、顔がほころんで和めるシーンであってほしいのに、このDVDではヘロデ王を狂気じみた人と描かれてしまっています。劇団四季バージョンの印象が強いからか、もっときゃらんぽらんなおっちゃんであってほしかったです。
十字架に張付けられたキリスト一人を残して終わる劇団四季の演出に対して、このDVDの、十字架から降ろされ弟子たちに囲まれながら終わる演出は、やはりこの後に「復活」という物語があるということでしょうか。
[CD] Jesus Christ Superstar (Original London Concept Recording)
ミュージカル化される前の2枚組みコンセプトアルバム。キリスト役はディープ・パープルのイアン・ギランというのが面白い。っていうか、このCDを聞いたあと久しぶりに、ディープ・パープルのLIVI IN JAPANなどを聴いてみましたが、こっちのイアン・ギランの方がめちゃくちゃかっこいい!まさにロックシンガーの代名詞的な歌いっぷりです。
何度観ても飽きないミュージカル「CATS」の音楽CD (2008-10-19)
ミュージカル「CATS」。
劇団四季による日本上演は、2008年11月11日でなんと通算25周年です。先日東京/五反田のキャッツシアターへ行ったら25歳の誕生日ケーキが飾られていました。
恥ずかしながら私が「CATS」、というよりミュージカルの楽しさ、素晴らしさを知ったのは、ほんの数ヶ月前です。ミュージカル映画DVDを買い漁っていて、たまたま見つけたCATSのDVDがきっかけです。
でも、"日本ではどうなの?外人のマネじゃない?劇団四季ってファン含めてなんかカルト集団みたい。" っと偏見を持ったまま聴いてみた劇団四季ロングラン・キャストの「CATS」のCD。翌月には五反田キャッツシアターでの初めてのミュージカル観劇、気が付けば「四季の会」会員です(笑)。
劇団四季ミュージカル 「CATS」オリジナル・キャスト
一番よく聴くアルバムです。ライブ版で客席からの拍手も聞こえ臨場感も味わえます。また、ライブ版なのにロングラン・キャストよりも歌詞が聞き取り易いと思います。
特に2部(Disk 2)のガス 劇場猫がお気に入りです。老いぼれ猫ガスを紹介する保坂知寿さん扮するジェリーロラムの声、そしてその歌詞がとても癒されます。
ボーナストラックとして、シングルカット版(?)のメモリーが、Disk 1の1曲目とDisk 2の最後に入っています。それを忘れて、オープニングの劇場のあのワクワクどきどき感を期待してCDをプレイするといきなりメモリー、ということがよくあります。正直このトラックは煩わしい...。何で同じ演奏が2曲も入ってるんでしょうか。
劇団四季ミュージカル「CATS」ロングラン・キャスト
オリジナル・キャスト版とは若干キャストが代わっているスタジオ録音です。バックの演奏/録音にも気合が入っている(?)ためか、オリジナル・キャスト版と比べて音が大きい...。
ロンドン製作のビデオが基準となってしまっている私にとっては、ひ弱なヘヴィメタ的なタガーの印象が強く、この沢木順さんの 欲しいものなどなんにもぬゎあああい!!
というのにびっくりしました...。
このCDはオリジナル・ロンドン・キャスト版といっしょにキャッツシアターでも販売されています。
キャッツ ― オリジナル・ロンドン・キャスト
知らない人はいない名曲メモリーですが、このエレイン・ペイジの歌が一番好きです。ハスキーがかった声でしっとりと歌い始め、 TOUCH ME! IT'S SO EASY TO LEAVE ME!
のところはまさに悲痛の叫びともいうのか胸が締め付けられる思いです。深く印象付けられます。ちなみに四季バージョンの歌詞 お願い、私に触って
は、メロディーと歌詞の関係になんか違和感があってどうしても好きになれません。
また、四季バージョンではカットされているビリー・マッコーのバラードがこのCDには入っています。グロウルタイガーがグリドルボーンへ 昔通ったバーを思い出すよ、そこにはビリー・マッコーというオウムがいて...、
と語りだすシーンなのですが、すごく綺麗な曲なんです。格闘シーンの印象が薄くなってしまうからなのか、それとも単に猫の話でないからなのか、四季でカットされたのが本当にもったいない!
ミュージカル映画が熱い!(その1) (2008-04-26)
ミュージカル映画って、なんていうか、さっきまで普通にしゃべってた人が突然、満面の笑みで歌いだしたり、妙に違和感のある世界で、取っ付き難いイメージを持っていました。でも、映画 "シカゴ" を観て以来、私にとってミュージカル映画はもっとも興味あるジャンルのひとつとなっています。
シカゴ
挿入歌はすべて主人公ロキシー・ハートの幻想の世界として描かれ、従来のミュージカル映画のような不自然さをなくす、という斬新な手法で、近年のアメリカ映画界において、ミュージカル映画はヒット作に恵まれない状況が続いていたがそのジンクスを覆した作品とも評価されている
そうです。
スターを夢見ていた主人公ロキシー・ハートが愛人を銃殺、"キュートな殺人者" として新聞に写真が載り一躍有名人に...。
わたしは "セレブ" 誰もが顔を知っている有名人 誰もが知っているこの目 このヘアー この歯 オッパイに鼻 この前まで しがない自動車修理工の女房だった ロキシー 人殺しだって 今思えば立派なアート 絞首刑さえ うまく逃げれれば あの時の "ズドン!" が ツキの始まり ロキシー・ハートシカゴ挿入歌『ロキシー』より
報道のあり方に対するカリカチュアです。登場人物全員が "悪いやつ" で逆にそれがかっこいい!歌のシーンがロキシーの幻想だから、弁護士が操り人形になった報道記者を踊らせたり、映像的にもやりたい放題。
作品がまるでミュージッククリップ集のようでもあり、それがたまたま繋がってストーリーとなっているかのようにも観得ます。まさに音と映像の総合エンターテイメントです。
ヘアスプレー
最高にハッピーな作品です。"デブでチビなのは個性" といつも笑顔で力強く生きるトレーシーの姿は本当に元気付けられます。音楽も口ずさみ易いポップなR&B中心で、終始ノリノリです。
この作品は、個性の尊重と人種差別の2つのテーマを取り上げています。私が日本人だからなのか、人種差別問題が強調され過ぎているように思え、そこが少し違和感を感じました。
それでも、トレーシーがトイレから即席花嫁姿(素材はトイレットペーパー!?)で出てきたり、ベルマがたくさんのおもちゃにてんやわんやしながら必死で誘惑する様子など、笑いが絶えない作品だと思います。
ドリームガールズ
うーん、私には Soul がないんでしょうか。あまり楽しめなかった映画です。
ストーリーが複雑。複雑っていうレベルではないかも知れませんが、月9ドラマ並みの人間模様がミュージカル映画としてどうかなぁと思いました。観終ったら "あぁ、楽しかった" 程度のシンプルさがほしいです。
ムーラン・ルージュ
二コール・キッドマン、超色っぽい! でも、それだけ...。どうしても違和感ありありの独特な演出が気になって仕方ありません。
ただ、何回か観るとその違和感も徐々に慣れてきます。"私は娼婦なの、そういう生き方を選んだ女なの。だから嫉妬するのはやめて" というくだりは、男としては?かなり同情したりします...。